日本学術振興会

府省共通経費取扱区分表

科研費では、研究者にとって使いやすい研究費となるよう、研究遂行上必要な場合には可能なかぎり研究費の使途を制限しない柔軟性を確保しています。また、その経費管理については、従前より4つの費目を設定し、各研究機関における「機関管理」により、適正な経費の執行管理を行っているところです。

 このたび、「平成23年度科学・技術重要施策アクション・プラン(平成22年7月8日 科学技術担当大臣、総合科学技術会議有識者議員)」で示された「費目構成の統一化」の取組において、「府省共通経費取扱区分表」(以下「区分表」という。)が策定され、各競争的資金制度は、この「区分表」に基づきあらかじめ費目構成を設定し、経費の取扱を明確に示すこととされました。

 これにより、科研費(科学研究費補助金、学術研究助成基金助成金)においては、下記の「区分表」を設定し、大項目の4つの区分(物品費、人件費・謝金、旅費、その他)の費目構成としています。なお、この4つの区分は、一部項目名の変更はありますが、これまでの4つの費目(物品費、謝金等、旅費、その他)と同様のものであり、科研費の使用の取扱いをこれにより変更するものではありません。

 科研費の使用に当たっては、科研費の使用ルールや各研究機関が定める規程等に照らして、適正な経費の執行をお願いします。