日本学術振興会

博士後期課程学生が研究に専念するための支援を受けるために応募できるものについてご紹介します。応募・申請の際には、必ず各事業の最新の募集要項・公募要領をご確認ください。下記の表の記載内容以外にも、応募条件において出産・育児等に伴う中断期間等を考慮している場合があります。お問い合わせ先は、各事業のページに掲載されております。

研究者の養成事業

事業名 概要 対象者(応募条件) 支援内容(支援金額) 支援開始 (実施)時期 支援(実施)期間
優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を提供し、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の育成に寄与することを目的とする 採用年度4月1日現在、我が国の大学院博士課程後期第1年次相当に在学する者 ・研究奨励金(月額)200,000~230,000円
・科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)450万円以内(研究期間が3年の場合)
採用年度4月開始 3年
優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を提供し、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の育成に寄与することを目的とする 採用年度4月1日現在、我が国の大学院博士課程後期第2年次以上の年次相当に在学する者 ・研究奨励金(月額)200,000~230,000円
・科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)300万円以内(研究期間が2年の場合)
採用年度4月開始 2年
海外という新たな環境へ挑戦し、3か月(90日)~1年海外の研究者と共同して研究に従事する機会を提供することを通じて、将来国際的な活躍が期待できる豊かな経験を持ち合わせた優秀な博士後期課程学生の育成に寄与することを目的とする ・採用年度4月1日現在、我が国の大学院博士後期課程に在籍する者
・申請時かつ採用時において、日本国籍を持つ者または日本に永住を許可されている外国人
・本プログラムの採用開始までに、連続して3か月以上、研究のために海外に滞在した経験がない者
・往復航空賃
 ※上記を除く交通費は支給しません
・滞在費(派遣国によって異なる 100~140万円)
・研究活動費(受入研究機関の請求書に基づきベンチフィーを支給 上限20万円)
適宜 採用開始日から3か月~1年

シンポジウム・セミナー

事業名 概要 対象者(応募条件) 支援内容(支援金額) 支援開始 (実施)時期 支援(実施)期間
アジア・太平洋・アフリカ地域の大学院生等に対し、ノーベル賞受賞者等の著名な研究者との議論、同世代の参加者との交流機会を提供する合宿形式の会議 申請時および会議開催時点において(A)または(B)を満たす者:
(A)我が国の大学等学術研究機関に所属する博士課程学生または国内の研究機関で研究に従事する若手研究者※(見込みを含む)、国籍は問わない
(B)日本国籍を持つ者または我が国に永住を許可されている外国籍の者で、海外の大学等学術研究機関等に所属し、研究に従事する博士課程学生または若手研究者※(見込みを含む)
※申請時年度の4月1日現在、博士の学位を取得後5年未満の者
国内所属機関から会場への往復交通費、会期中の宿泊費、食費等(本会規定に基づく) (開催時期)3月頃 5日間程度
日本の博士課程学生、ポスドク研究者を対象に、リンダウ・ノーベル賞受賞者会議(於ドイツ)への参加を支援する事業 以下のすべてを満たす者:
(A)申請時に日本国籍を持つ者または我が国に永住を許可されている外国籍の者
(B)会議開催時点で35 歳未満の者
(C)申請時に日本の大学等学術研究機関または海外の大学等学術研究機関に所属している者
(D)申請時および会議開催時点で博士課程後期に在学する者またはポスドク研究者※(見込みを含む)
※博士の学位取得後5年以内(物理学、化学、生理学・医学)または4年以内(経済学)であり、任期の定めのない職に就いていない者
所属機関から会議会場までの往復交通費(本会規定に基づく外国旅費・内国旅費)、会議参加費(宿泊・食事代等を含む) (会議開催時期)6月下旬頃又は8月下旬頃 1週間程度

外国人研究者を対象とした支援事業

事業名 概要 対象者(応募条件) 支援内容(支援金額) 支援開始 (実施)時期 支援(実施)期間
欧米6か国の博士号取得前後の若手研究者に対し、夏期2か月間、日本語および日本文化等に関するオリエンテーションと、我が国の大学等研究機関において日本側受入研究者の指導のもとに共同して研究に従事する機会を提供するプログラム 下記(1)および(2)を満たす者
(1)英国、フランス、ドイツ、 カナダ、スウェーデン、米国の国籍を有する者(永住権または永住権と同等の資格を有している者で対象国の推薦機関が適当と認めた者を含む)
(2)対象国の大学院に在籍している者または博士号取得後6年未満の者
・渡航費(往復国際航空券)
・海外旅行保険
・滞在費 定額534,000円
・調査研究費 定額158,500円
6月頃 夏期2か月
欧米諸国の博士号取得前後の若手研究者に対し、比較的短期間、日本の大学等研究機関において日本側受入研究者の指導のもとに共同して研究に従事する機会を提供するプログラム 下記(1)および(2)を満たす者
(1)米国、カナダならびに欧州連合(EU)加盟国、英国、スイス、ノルウェーおよびロシアの国籍もしくは永住権を有する者(当該国で3年以上研究を継続中の者を含む)
(2)外国の大学院で博士号取得後6年未満の者または博士課程に在籍し、2年以内に博士号取得見込みの者
・渡航費(往復国際航空券)
・海外旅行保険
・滞在費
博士の学位を有する者:月額362,000円
博士の学位を有しない者:月額200,000円
・渡日一時金 定額200,000円(採用期間が3か月以上の場合)
・調査研究費 上限 採用月数×70,000円
適宜 1 ~ 12か月
ASEAN諸国およびアフリカ諸国の博士号取得前後の若手研究者に対し、比較的短期間、日本の大学等研究機関において日本側受入研究者の指導のもとに共同して研究に従事する機会を提供するプログラム 下記(1)および(2)を満たす者
(1)ASEAN諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ヴェトナム)およびアフリカ諸国(アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、エリトリア、ガーナ、カーボベルデ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、タンザニア、チャド、中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、ナイジェリア、ナミビア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ、南スーダン、モザンビーク、モーリシャス、モーリタニア、モロッコ、リビア、リベリア、ルワンダ及びレソト)の国籍または永住権を有する者(当該国で3年以上研究を継続中の者を含む)
(2)外国の大学院で博士号取得後6年未満の者または博士課程に在籍し、2年以内に博士号取得見込みの者
・渡航費(往復国際航空券)
・海外旅行保険
・滞在費
博士の学位を有する者:月額362,000円
博士の学位を有しない者:月額200,000円
・渡日一時金 定額200,000円(採用期間が3か月以上の場合)
・調査研究費 上限 採用月数×70,000円
適宜 1~ 12か月

他の資金配分機関の取組(各機関のページへリンクします)