日本学術振興会

世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)は、平成19年度から文部科学省の事業として開始されました。システム改革の導入等の自主的な取組を促す支援により、第一線の研究者が世界から多数集まってくるような、優れた研究環境ときわめて高い研究水準を誇る、「世界から目に見える研究拠点」の形成を目指しています。 日本学術振興会では、世界トップレベル研究拠点プログラム委員会を設け、審査・評価・進捗管理及びプログラム成果の最大化に向けた活動支援に係る業務を行っています。

新着情報

採択拠点

WPI_Map

世界トップレベル研究拠点

平成19(2007)年度採択拠点

東北大学 材料科学高等研究所(AIMR)
  • AIMR
    Materials & Mathematics
    Tohoku Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点09
    折茂 慎一
    世界トップの材料科学研究拠点形成
    物理学・化学・材料科学、バイオエンジニアリング、電子・機械工学に関する世界第一線級の研究者が本機構に集まり、優れた研究環境の下、研究システム改革も踏まえ、世界トップレベルの研究成果を出し、目に見える材料科学研究拠点の形成を達成することを目的としています。
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東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
  • IPMU
    Origin of Universe
    UTokyo
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点10
    大栗 博司
    宇宙の起源と進化の解明を目指す融合型研究拠点
    現代基礎科学の最重要課題である暗黒エネルギー、暗黒物質、統一理論(超弦理論や量子重力)などの研究を数学、物理学、天文学における世界トップクラスの研究者の連携によって進め、目に見える国際研究拠点の形成を目標としています。
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京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS) 
  • iCeMS
    Cell Biology & Materials
    Kyoto Univ.
  • iCeMS
    上杉 志成
    細胞科学と物質科学を統合した学問分野をメゾ領域で創出
    本拠点の目的は、細胞の化学原理を理解し、幹細胞をはじめとする細胞の機能を操作する化学物質や、細胞機能に触発された機能材料を創成することです。究極的には、物質-細胞統合科学という新たな研究領域の開拓を目指します。
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大阪大学 免疫学フロンティア研究センター(IFReC)
  • IFReC
    Immunology
    Osaka Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点12
    竹田 潔
    免疫を視る ―動的ネットワーク解明へ新たな挑戦―
    IFReCは世界トップレベルの研究者を中核として、免疫学とイメージング技術の融合を通して、免疫学に革新をもたらすような成果を発信していきます。
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物質・材料研究機構 (NIMS) ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)
  • NIMS/MANA
    Nanoarchitectonics
    NIMS
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点13
    谷口 尚
    マテリアル・ナノアーキテクトニクス ―新材料開発のための新しいパラダイム―
    MANAは「マテリアル・ナノアーキテクトニクス」と名付ける材料開発の新しいパラダイム変換を目指しており、また、システム改革の面から、「メルティングポット環境」、「若手研究者の育成」および「世界的ネットワークの構築」を3つの柱としています。
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平成22(2010)年度採択拠点

九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)
  • I2CNER
    Energy
    Kyushu Univ.
  • I2CNER_director
    石原 達己
    カーボンニュートラル・エネルギー社会実現への道筋
    CO₂の排出を減らすとともに、非化石燃料によるエネルギーシステムを構築するための基礎科学を創出することによって、環境調和型で持続可能な社会の実現に貢献します。
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平成24(2012)年度採択拠点

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
  • IIIS
    Sleep
    Univ. of Tsukuba
  • IIIS_Director
    柳沢 正史
    睡眠覚醒機構の解明を目指し、基礎から臨床までを網羅する世界トップレベルの睡眠医科学研究拠点
    睡眠覚醒の神経科学および関連領域の世界トップレベル研究者を集結し、睡眠覚醒機構を解明し睡眠を制御する戦略を開発することを目指し、睡眠障害および関連する疾患の制御を通して人類の健康増進に貢献することを目指します。
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東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)
  • ELSI
    Origin of Earth and Life
    Tokyo Tech
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点03
    関根 康人
    地球と生命の起源を探る国際融合研究拠点
    地球惑星科学および生命科学分野の世界一線級の研究者を結集し、「生命の起源に関する研究は初期地球環境の研究と不可分である」というコンセプトのもと、地球、さらには地球−生命システムの起源と進化の解明に挑みます。
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名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)
  • ITbM
    Plant Biology & Chemistry
    Nagoya Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点04
    吉村 崇
    世界を分子で変える:合成化学と動植物科学の融合
    ITbMのゴールは、生命科学・技術を根底から変える革新的機能分子「トランスフォーマティブ生命分子」を生み出すことです。名古屋大学の強みである合成化学、触媒化学、システム生命科学、動植物科学の調和によって、大きな社会的波及効果をもたらしうる最先端科学を創成することを目指します。
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平成29(2017)年度採択拠点

東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)
  • IRCN
    Origin of Intelligence
    UTokyo
  • IRCN_director
    ヘンシュ 貴雄
    究極の問い「ヒトの知性はどのようにして生じたか?」に、脳神経発達の理解から迫る
    神経回路発達の基礎研究、精神疾患の病態研究、人工知能研究の三者を有機的に結びつけ、融合による相乗効果によって、ヒトの知性(HI)を実現する柔軟な神経回路の形成原理を明らかにし、その原理に基づくAIの開発を促進するとともに、神経回路発達の障害による精神疾患の克服に貢献することを目標としています。
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金沢大学 ナノ生命科学研究所(NanoLSI)
  • NanoLSI
    Nano Life Science
    Kanazawa Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点05
    福間 剛士
    細胞内外の「未踏ナノ領域」を開拓し、生命現象の仕組みをナノレベルで理解する
    さまざまな生命の基本単位である「細胞」。その表層や内部においてタンパク質 や核酸といった生体内で重要な役割を担う高分子等がどのように振舞うか、その 動態をナノレベルで直接動画として観察、分析、操作する「ナノ内視鏡技術」を 開発します。それにより様々な生命現象をナノレベルで根本的に理解することを 目指します。
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平成30(2018)年度採択拠点

北海道大学 化学反応創成研究拠点(ICReDD)
  • ICReDD
    Chemistry & Information
    Hokkaido Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点06
    前田 理
    化学反応の本質的理解に基づく合理的設計と高速開発
    量子化学計算による最新の反応経路自動探索により化学反応経路ネットワークを算出し、情報科学によって、実験的に検討する意味のある情報を抽出し実験条件を絞り込みます。加えて、実験科学のデータを、情報科学を通じて計算科学へとフィードバックする。これらにより、新しい化学反応の合理的設計と高速開発を目指します。
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京都大学 ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)
  • ASHBi
    Human Biology
    Kyoto Univ.
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点07
    斎藤 通紀
    多分野融合研究により、ヒトの設計とその破綻機構を解明
    本拠点は、生命・数理・人文科学の融合研究を推進し、ヒトに付与された特性の獲得原理とその破綻を究明する先進的ヒト生物学を創出、革新的医療開発の礎を形成することを目指します。
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令和3(2021)年度採択拠点

高エネルギー加速器研究機構(KEK) 量子場計測システム国際拠点(QUP)
  • KEK/QUP
    Measurement Science
    KEK
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム_研究拠点08
    羽澄 昌史
    素粒子物理、宇宙物理、物性物理、計測科学、システム科学を融合
    量子場計測システムを発明・開発し、宇宙観測や素粒子実験を革新し、時空と物質の真の姿を解明します。広い学問分野への応用と社会実装に向けた研究も産学の垣根を超えて推進し、新しい計測学「量子場計測システモロジー」を確立します。
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令和4(2022)年度採択拠点

大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)
  • PRIMe
    Human Metaverse Medicine
    Osaka Univ.
  • PRIMe_director
    ⻄⽥ 幸⼆
    バイオデジタルツインを活用したヒト疾患メカニズムの包括的理解と超個別的医療の実現
    PRIMeは、「ヒューマン・オルガノイド生命医科学」と「情報・数理科学」を融合して人間の体内器官で起きている生命現象を再現したバイオデジタルツインを構築します。これにより、ヒト疾患メカニズムの解明、発症・進行・治療効果の予測、個別化予防・治療法の開発を目指す新しい科学分野「ヒューマン・メタバース疾患学」を創成します。
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広島大学 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(SKCM²)
  • SKCM2
    Knotted Chiral Metamatter
    Hiroshima Univ.
  • SKCM2_director
    イワン スマリュク
    持続可能な社会実現に資する、自然界の限界を超える結び目構造を有する人工物質
    私たちは、物理場や分子の結び目を作り出し、制御することで、通常とは異なる性質を持つ基本粒子、原子、結晶、物質の人工的な擬似物質を創り出します。キラル結び目の理解を深めるとともに、エネルギー需要の増大や気候変動などの地球規模の課題解決に貢献することを目的として、通常とは異なる優れた特性を持つ物質を設計します。
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慶應義塾大学 ヒト生物学‐微生物叢‐量子計算研究センター(Bio2Q)
  • Bio2Q
    Microbiome & Quantum Computing
    Keio Univ.
  • Bio2Q_director
    本田 賢也
    ヒト生物学-微生物叢-量子計算の融合研究に基づいた健康長寿基盤の解明
    本拠点では、多臓器と微生物叢の相互作用を理解するための研究技術を開発・発展させるとともに、量子計算のヒト生物学への応用方法を開発します。ヒトの健康の基盤の解明を画期的に進展させる新しい融合研究領域を創出し、微生物叢を含めた体内の健康状態の理解に基づいた、新しい疾患の治療・予防方法や健康長寿社会の実現に繋げていきます。
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