日本学術振興会

特別研究員事業に関する学術システム研究センターの役割と業務

特別研究員事業

特別研究員等事業の書面審査の手引き等の策定

「特別研究員等審査システム改善のためのワーキンググループ」にて、特別研究員等事業における審査システムについて検討し、助言等を行います。

特別研究員等審査会委員・専門委員の選考、候補者案の作成

本会内に構築した審査委員候補者データベースを活用し、学術システム研究センター研究員の専門的見地により審査委員候補者を選考し、候補者案を作成しています。

学術システム研究センターにおける委員候補者の選考数

特別研究員等審査委員の選考 約1,700名

具体的な作業内容

研究員は、専門分野に応じて割り当てられた選考担当分野ごとに、審査委員候補者データベースから適切な審査員候補者(新規及び補欠)を選考します。なお、担当分野ごとに割り当てられる研究員は必ず複数(2~3名)となっており、候補者案作成には担当研究員の合議による検討が必須となっています。
 
審査委員候補者案については、担当の主任研究員が新規候補者について、所属機関等のバランスを考慮し、新規・補欠の順位の調整を行います。審査委員候補者案については、専門調査班における合議を経て、主任研究員会議にて確認、調整を行っています。

書面審査セットの検討

前年度の申請件数をもとに、各専門調査班会議にて審査セットの見直しを行います。特別研究員の選考方法及び書面審査セットについては、「特別研究員の選考方法」をご参照ください。

審査結果の検証

より適切な審査システムの構築のため、審査結果の分析・検証を行っています。

具体的な作業内容

学術システム研究センターにおいては、審査の質を高めるため、審査終了後、審査の検証を行い、その結果を翌年度以降の審査委員の選考に適切に反映しています。
 
(1)審査結果の内容について、審査の公正性の観点から、利益誘導の有無や、審査規定(ルール)に基づいた審査の実施状況等について検証を行う。
(2)各専門調査班会議において、検証結果を合議する。
(3)各専門調査班での検証結果について、主任研究員会議において検討、対応等を決定する。

特別研究員-SPDの中間・事後評価

対象となる特別研究員-SPDの専門分野に応じて、適切な学術システム研究センター研究員が中間・事後評価を行っています。