世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)
World Premier International Research Center Initiativeプログラム概要
近年、優れた頭脳の獲得競争が世界的に激化し、「ブレイン・サーキュレーション」と呼ばれる人材の流動が進んでいます。このような流れを受けて、優れた研究人材が世界中から集う、“国際頭脳循環のハブ”となる研究拠点を強化していくことが必要となっています。
高いレベルの研究者を中核とした「世界トップレベル研究拠点」の形成を目指す構想に対して政府が集中的な支援を行うことにより、システム改革の導入等の自主的な取組を促し、第一線の研究者が是非そこで研究したいとして集うような、高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る「目に見える研究拠点」の形成を目指しています。
従来の「世界最高水準の研究」「融合領域の創出」「国際的な研究環境の実現」「組織の改革」という4つのミッションを高度化し、新たに「次代を先導する価値創造」を加えたミッションを令和2(2020)年12月に策定しました。

補助金支援拠点
項目 | 概要 |
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支援期間 | 10年間 (平成24(2012)年度以前の採択拠点においては最長で15年間) |
支援額 | 原則、年間7億円程度 (平成19(2007)年度、平成22(2010)年度採択拠点においては~14億円程度/年) (令和5(2023)年度採択拠点(Multiple Host WPIにおいては10億円程度/年) |
拠点規模※ | 70人~100人以上(PI:7~10 人程度以上) (Multiple Host WPIにおいては150人程度あるいはそれ以上(PI:10~15人程度以上)) 研究者のうち常に 3 割程度以上は、外国人研究者(PIの場合は海外から招へいする外国人の割合が2割程度以上) |
フォローアップ | 毎年、ノーベル賞受賞者や著名外国人研究者等で構成されるプログラム委員会やプログラム・ディレクター(PD)、プログラム・オフィサー(PO)による丁寧かつきめ細やかなフォローアップを実施。 |
拠点規模:ポスドク等の若手研究者を含めた研究者、研究支援員、事務スタッフ等も含めた総勢
WPIアカデミー拠点
項目 | 概要 |
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支援対象 | WPIのミッションを達成し世界トップレベルの研究拠点と認定されたWPI拠点 |
フォローアップ | プログラム委員会やアカデミー・ディレクター(AD)、アカデミー・オフィサー(AO)による丁寧かつきめ細やかなフォローアップを実施。 |
平成19(2007)年以降、18の研究拠点が大学などに形成され、優れた研究人材が世界中から集い、優れた研究成果が創出されています。
WPI拠点は各分野を牽引するだけでなく、様々な研究での融合分野開拓に貢献しています。
WPI拠点は各分野を牽引するだけでなく、様々な研究での融合分野開拓に貢献しています。

