学術の社会的連携・協力の推進事業
University-Industry Research Cooperation Societally Applied Scientific Linkage and CollaborationR062メタマテリアル委員会
メタマテリアルは、電磁波の波長に比べて小さい構造体を配列して構成した人工媒質で、 自然の材料では得られない特異な電磁波・光波応答を実現する技術として注目されている。メタマテリアルの開発には、理論に加えて、材料科学、微細加工技術、化学、計算科学、計測技術など幅広い分野の技術の融合が必要である。さらに、事業化には幅広い技術知識と経験が必須となる。しかし、これらの分野を一つの企業や研究所でカバーすることは非常に困難である。
本委員会は、異なる業種や分野の企業が組織や研究分野の垣根を超えて連携する産学協力の場を新たに構築することを目的とし、近年期待が高まっている分野における産業応用のための技術と方向性を議論する。
本委員会は、異なる業種や分野の企業が組織や研究分野の垣根を超えて連携する産学協力の場を新たに構築することを目的とし、近年期待が高まっている分野における産業応用のための技術と方向性を議論する。
本委員会では、特に市場可能性の高い光学領域、電磁波領域の技術分野に対して、研究会やセミナーを通じて法人会員と個人会員が協調し技術討論を行う。これにより、大学や研究所で培ったメタマテリアルの知識や高度な先端技術を我が国の企業にタイムリーに還元し、企業技術力の底上げを行う。また、関連企業や研究所の見学会等を開催し、分野を跨る異種業種の企業間の技術連携をとる。また、市場動向などの情報をフィードバックすることで、異分野への新規事業参入の障壁を下げ、リスク低減に貢献する。さらに、海外動向調査・国際会議報告の場を設け、国際的な技術動向や市場動向のアップデートも行う。
令和6年4月1日~令和11年3月31日
学界 10名 産業界 12名 委員総数 22名
真田 篤志 大阪大学 教授