日本学術振興会

R054カーボンニュートラル実現のための耐熱材料委員会

活動目的

本委員会は再生可能エネルギーの利用も含めた熱機関の高温化・高効率化に資する、耐熱材料全般の研究開発のための産学連携体制を創成します。そして、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献するため、超高温特性や極限環境特性といったより高度な材料パフォーマンスの発現に向けて学術的検討を推進し、耐熱材料に関する我が国の研究力向上の一翼を担います。

活動内容

カーボンニュートラル実現に向けた発電技術を含む革新的熱機関の創成には、耐熱性の観点からも、耐環境性の観点からも、①新しい材料設計概念と、鉄、ニッケル、クロムといった従来の組み合わせに加え、これを超越した②新しい耐熱材料系、そして③新しい材料プロセスへの挑戦が求められます。そこで本委員会では、耐熱材料に関して基礎研究に携わる学界の学者・研究者と、最先端技術を駆使して日々開発評価に携わる産業界のエンジニアが、年3回の研究会と年1回の討論会、さらに年1回の施設見学会を通して耐熱材料に関する課題を共有し、その解決策を学術的視点から論じ合う中で、連携の輪を広げていきます。

設定期間

令和5年4月1日~令和10年3月31日

委員構成(活動開始時)

学界41名  産業界82名  委員総数123名

委員長

吉見 享祐 東北大学 教授