日本学術振興会

R031ハイブリッド量子ナノ技術委員会

活動目的

 近年、新しい技術・産業を生み出す概念として、様々な物理概念や材料を融合し、限界を突破しようというハイブリッド量子ナノ技術が重要となりつつあります。R031委員会は、電子・スピン・光・フォノンなどの物性、ナノ材料科学、デバイス物理に立脚して、量子技術のフロンティアを開拓するとともに、新たな量子技術や従来性能を凌駕する計測技術を実現することにより、社会や産業の発展に資する革新的技術基盤を創出することを目的とします。

活動内容

 近年、極限的に制御されたナノ構造、ナノ材料が実現できるに至り、新たなイノベーションを生み出す可能性を秘めた新しい学際的分野を形成しつつあります。このような背景の下、本委員会の目的は、ハイブリッド量子ナノ技術を核に、5〜10年後の将来を想定しつつ、今何をすべきかを産学で議論する点にあります。本委員会は、ナノ物理・量子技術・ナノ材料・ナノバイオの基礎から幅広い応用展開への研究活動を、産官学の力を結集し共創する場を作って参ります。

委員長

平川 一彦 東京大学 教授

設定期間

令和3年4月1日~令和8年3月31日

委員構成(活動開始時)

学界/36人
産業界/13人
委員総数/49人