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国際生物学賞

第33回(平成29年)国際生物学賞の受賞者決定
リタ・ロッシ・コルウェル博士
(メリーランド大学特別栄誉教授)


独立行政法人日本学術振興会(理事長 安西 祐一郎)は、8月7日に国際生物学賞委員会(委員長 廣中 平祐:日本学士院第2部部長代行)を開催し、第33回国際生物学賞の受賞者をメリーランド大学特別栄誉教授 リタ・ロッシ・コルウェル博士に決定しました。


氏   名
   リタ・ロッシ・コルウェル博士
生 年 月 日
   1934年11月23日
国   籍
   米国
現   職
   メリーランド大学特別栄誉教授
   ジョンズホプキンス大学特別栄誉教授
略   歴
 
 
1961年
  ワシントン大学博士(Ph.D.)
  1961年 -  1964年 ワシントン大学助教
  1964年 -  1966年 ジョージタウン大学助教
  1966年 -  1972年 ジョージタウン大学准教授
  1972年 -  現在 メリーランド大学教授
  1983年 -  1987年 メリーランド大学副学長(科学研究担当)
  1984年 -  1985年 米国微生物学会会長
  1992年 -  1994年 国際微生物学連合会長
  1995年 -  1996年 米国科学振興協会会長
  1998年 -  2004年 米国国立科学財団長官
  2004年 -  現在 メリーランド大学特別栄誉教授
  2004年 -  現在 ジョンズホプキンス大学特別栄誉教授
 

 

  今回の授賞対象分野は「海洋生物学(Marine Biology)」です。コルウェル博士は、海洋細菌の分類同定に新しい手法を導入し、コレラ菌を含むビブリオ属の分類体系を確立しました。また、海洋細菌の生態学的研究から、その生存戦略における「生存はしているが、培養は不可能な状態」の重要性を提唱し、微生物学、医学分野に大きな貢献をしました。さらに、地球温暖化とビブリオ属の生息域拡大、コレラ発症地域の拡大の関係の解明や、発展途上国におけるコレラ防疫のための貢献など、コルウェル博士の功績は高く評価されています。
  授賞式は、11~12月頃に、東京・上野の日本学士院において行われる予定です。

 

国際生物学賞とは

国際生物学賞は、昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている今上天皇の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を目的とした賞です。本賞は昭和60年に創設され、以後毎年1回、生物学の授賞分野を選定の上、当該分野の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者(原則として毎年1人)を選考して授賞しています。
受賞者には、賞状・賞牌及び賞金1千万円が贈られ、例年天皇陛下から賜品を賜っています。