国際生物学賞
International Prize for Biology国際生物学賞の概要
国際生物学賞(英文名:International Prize for Biology)は、昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている上皇陛下の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を目的とした賞です。本賞は昭和60年に創設され、以後毎年1回、生物学の授賞分野を選定の上、当該分野の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者(原則として毎年1人)を選考して授賞しています。受賞者には、賞状・賞牌及び賞金1000万円が贈られます。また、第34回までは天皇陛下(当時)から賜品があり、第35回からは秋篠宮皇嗣殿下からお品が贈られます。
本賞の事業運営にあたる組織として、日本の科学者の代表、経済団体の代表、及び関係学術団体の長を構成員とする国際生物学賞委員会が設けられ、また、委員会の事務を担当する日本学術振興会に、国際生物学賞基金が設置されております。
本賞の事業運営にあたる組織として、日本の科学者の代表、経済団体の代表、及び関係学術団体の長を構成員とする国際生物学賞委員会が設けられ、また、委員会の事務を担当する日本学術振興会に、国際生物学賞基金が設置されております。
構成
40人以内の委員で構成され、委員長は委員の互選によって選出される。
本委員会の下に審査委員会及び基金委員会を置く。
本委員会の下に審査委員会及び基金委員会を置く。
所在地
東京都千代田区麹町5-3-1 麹町ビジネスセンター
独立行政法人 日本学術振興会
独立行政法人 日本学術振興会
設置
昭和60年4月25日
委員(令和6年8月現在)
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委員長 | 藤吉 好則 | (東京医科歯科大学特別栄誉教授) |
副委員長 | 長田 重一 | (大阪大学免疫学フロンティア研究センター栄誉教授) |
顧問・基金委員長 | 十倉 雅和 | (日本経済団体連合会会長) |
第40回審査委員長 | 寺島 一郎 | (日本植物学会会長、東京大学名誉教授、国立中興大学(台湾)教授) |
阿形 清和 | (基礎生物学研究所所長) | |
浅島 誠 | (帝京大学先端総合研究機構長・特任教授) | |
稲葉 一男 | (筑波大学教授) | |
稲葉 延雄 | (日本放送協会会長) | |
遠藤 龍之介 | (日本民間放送連盟会長) | |
岡 良隆 | (東京大学名誉教授) | |
岡田 清孝 | (京都大学名誉教授、基礎生物学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授) | |
片山 正則 | (日本自動車工業会会長) | |
木藤 俊一 | (石油連盟会長) | |
近藤 史郎 | (日本電機工業会会長) | |
篠田 謙一 | (国立科学博物館館長) | |
杉野 剛 | (日本学術振興会理事長) | |
関谷 剛男 | (元国立がん研究センター研究所所長) | |
髙村 典子 | (長野県諏訪湖環境研究センターセンター長、国立環境研究所客員研究員) | |
武田 洋幸 | (京都産業大学教授) | |
千葉 和義 | (お茶の水女子大学教授) | |
幹事 | 寺北 明久 | (日本動物学会会長、大阪公立大学大学院理学研究科教授) |
戸部 博 | (京都府立植物園園長) | |
中村 史郎 | (日本新聞協会会長) | |
永島 英器 | (生命保険協会会長) | |
幹事 | 長濱 嘉孝 | (基礎生物学研究所名誉教授) |
西澤 直子 | (石川県立大学学長) | |
西田 治文 | (中央大学名誉教授) | |
林 欣吾 | (電気事業連合会会長) | |
林 良博 | (国立科学博物館顧問) | |
福田 裕穂 | (秋田県立大学理事長兼学長) | |
馬渡 駿介 | (北海道大学名誉教授) | |
三村 徹郎 | (京都先端科学大学バイオ環境学部教授) | |
宮本 洋一 | (日本建設業連合会会長) | |
安永 竜夫 | (日本貿易会代表理事・会長) | |
和田 正三 | (東京都立大学名誉教授) |
生物学の研究において世界的に優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者。原則として毎年1人とする。
授賞分野は、国際生物学賞委員会が毎年決定する。
国際生物学賞委員会が毎年度選定する分野における研究者について、内外の関係学術機関・団体及び有識者からの推薦に基づき、国際生物学賞委員会の審査委員会が審査選考し、国際生物学賞委員会で決定する。
授賞式は、毎年行う。受賞者には、国際生物学賞(賞状、賞牌及び賞金1000万円)を授与する。また、授賞式にあわせて国際生物学賞記念シンポジウム及び受賞者講演会が開催される。
本賞のため、寄付金による特別基金が独立行政法人日本学術振興会に設けられている。
受賞者には、第34回までは天皇陛下(当時)から賜品があり、第35回からは秋篠宮皇嗣殿下からお品が贈られる。