リンダウ・ノーベル賞受賞者会議派遣事業
Young Researcher Support for Attending Lindau Nobel Laureate Meetings第74回(化学)参加者の声
今回のリンダウ・ノーベル賞受賞者会議で注目されたトピックは、1)化学研究におけるAIの役割、2)化学における持続可能性、3)サイエンス・ディプロマシーの3つでした。これらの内容に沿って会は進行し、偉大な科学者からの警鐘は心に刺さり、次世代を担う研究者として、より良い社会づくりに向けた研究を行う使命感が強くなりました。また受賞者が、地球が抱える課題の解決に真摯に取り組んでいるのと同時に、純粋にScienceを楽しめ、というメッセージを謳っていることが印象的でした。
すでにキャリアを築き始めている方々からは、今後の研究者としての進路やキャリア形成に関する具体的かつ実践的な助言をいただき、自身の将来像を描くうえで大いに参考になりました。研究に関する真剣な議論だけでなく、日常的な世間話も交えたインフォーマルな交流を通じて、温かく信頼できる関係を築けたと感じています。普段の学会とは異なり、ノーベル賞受賞者と新進気鋭の若手研究者とともにScienceをできる喜びを享受できる良い機会となりました。
すでにキャリアを築き始めている方々からは、今後の研究者としての進路やキャリア形成に関する具体的かつ実践的な助言をいただき、自身の将来像を描くうえで大いに参考になりました。研究に関する真剣な議論だけでなく、日常的な世間話も交えたインフォーマルな交流を通じて、温かく信頼できる関係を築けたと感じています。普段の学会とは異なり、ノーベル賞受賞者と新進気鋭の若手研究者とともにScienceをできる喜びを享受できる良い機会となりました。
(中 理沙:京都大学)
今回、私は口頭発表の機会を幸運にも得ることができました。600人規模の大会場での発表、および国際会議での口頭発表はいずれも私にとって初めての経験でした。この経験を通して、国際会議の場において多くの聴衆に対し英語で口頭発表を行うことに慣れることができたとともに、研究発表の新たな場数を踏むことで度胸を一段とつけることができました。
また、ノーベル化学賞受賞者からは、研究に対する熱い情熱・パッションを直に感じ、自分自身の研究探究心が改めて奮い立たせられました。世界中の若手研究者からは、世界の研究者コミュニティの状況を知るとともに、自分自身と同年代の世界中の研究者たちが意欲的に研究に邁進していることを改めて感じることで、自分も一層研究に邁進したいと研究心に火が付きました。さらに、リンダウ会議を通して交流を深め連絡先を交換した友人とは連絡を定期的に取り続け、将来的な日本を代表とする国際共同研究に発展させていきたいです。
また、ノーベル化学賞受賞者からは、研究に対する熱い情熱・パッションを直に感じ、自分自身の研究探究心が改めて奮い立たせられました。世界中の若手研究者からは、世界の研究者コミュニティの状況を知るとともに、自分自身と同年代の世界中の研究者たちが意欲的に研究に邁進していることを改めて感じることで、自分も一層研究に邁進したいと研究心に火が付きました。さらに、リンダウ会議を通して交流を深め連絡先を交換した友人とは連絡を定期的に取り続け、将来的な日本を代表とする国際共同研究に発展させていきたいです。
(小島 知也:東京農工大学)
「積極性が新たな出会いや学びを引き寄せる」という実感を、言葉だけでなく行動を通じて若手研究者や学生に伝えていきたい。完璧な語学力や深い知識がなくとも、一歩踏み出すことの価値を知ってもらいたい。実際、私も語学や表現に不安を抱えていたが、勇気を持って飛び込んだことで得られた学びは非常に大きかった。
私は決して誇れるような英語力を持ち合わせているわけではなく、参加前は世界の研究者 (ましてやノーベル賞受賞者) と本当に交流できるのかと不安に思っていた。しかし、実際に現地で感じたのは語学力の完璧さよりも勇気を持って一歩を踏み出すことの大切さだった。特に、受賞者への質問は事前に内容を考え、練習しておくことでいざという場面でも自信を持って臨むことができた。生成AIがこれほど身近になった今、言葉の壁はもはや挑戦を躊躇う理由にはならない。自分の向上心と行動力を信じて、ぜひ積極的に挑戦してほしい。
私は決して誇れるような英語力を持ち合わせているわけではなく、参加前は世界の研究者 (ましてやノーベル賞受賞者) と本当に交流できるのかと不安に思っていた。しかし、実際に現地で感じたのは語学力の完璧さよりも勇気を持って一歩を踏み出すことの大切さだった。特に、受賞者への質問は事前に内容を考え、練習しておくことでいざという場面でも自信を持って臨むことができた。生成AIがこれほど身近になった今、言葉の壁はもはや挑戦を躊躇う理由にはならない。自分の向上心と行動力を信じて、ぜひ積極的に挑戦してほしい。
(小島 有貴:ノースカロライナ大学チャペルヒル校)
今後のキャリアの方向性について現在ポスドクや同年代の参加者と議論できたことは大きな収穫でした。私は現在海外でのポスドク先を探している途中ですが、直近でポスドクになった方々から具体的なアドバイスを多数受けることがきました。それぞれの国のポスドク就活事情や自分がポスドク先として候補に入れている研究室の内情など、リンダウ会議に来なければ知り得なかった情報を入手でき、進路選択に役立てることができました。実際に今回提案いただいた研究室について現在コンタクトを取る準備しています。
私自身、これまでJSPSの特別研究員に採択された経験がなく、また専門分野もリンダウ会議の対象分野とはやや異なっていたため、正直に言って選ばれる自信はありませんでした。それでも、「応募しなければ絶対に始まらない」と思い、思い切ってチャレンジしました。結果として本当に貴重な経験ができたので、少しでも関心がある方にはぜひ応募をお勧めします!
私自身、これまでJSPSの特別研究員に採択された経験がなく、また専門分野もリンダウ会議の対象分野とはやや異なっていたため、正直に言って選ばれる自信はありませんでした。それでも、「応募しなければ絶対に始まらない」と思い、思い切ってチャレンジしました。結果として本当に貴重な経験ができたので、少しでも関心がある方にはぜひ応募をお勧めします!
(落合 佳樹:沖縄科学技術大学院大学)
※上記は報告書からの抜粋です。太字・下線は事務局によります。全文は報告書をご覧ください。
※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。
※所属は参加当時のものです。
※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。
※所属は参加当時のものです。

Open Next Gen Science Session Presenter Kojima Tomoya
Torben Nuding/Lindau Nobel Laureate Meetings
Torben Nuding/Lindau Nobel Laureate Meetings

Coffee Break
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings

Open Exchange with Bernard L. Feringa
Christian Flemming/Lindau Nobel Laureate Meetings
Christian Flemming/Lindau Nobel Laureate Meetings

Science Picnic on the Arboretum Lawn
Torben Nuding/Lindau Nobel Laureate Meetings
Torben Nuding/Lindau Nobel Laureate Meetings

Science Walk with M. Stanley Whittingham
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings

Boat Trip
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings