日本学術振興会

第73回(物理学)参加者の声

参加者の声

リンダウ会議は間違いなく、あなたの「人生で最も刺激的な1週間」になると思います。毎日が新しいインスピレーションと出会いに溢れており、帰国した頃には一段と成長した自分を見つけられるはずです。リンダウの求める人物像は、「①研究に対する情熱が人一倍あり、②国際的な場で積極的に交流できて、③新しいアイデアを受け入れられる人」だと思います。並外れた研究業績やネイティブレベルの英語力がなくとも応募すべきです。人生で一度きりの刺激的な体験を、悔いなきよう全力で楽しんできてください!
(金 庚民:大阪大学)
今回のリンダウ会議で私は9分間の研究発表の機会をいただきました。当初は多くの異なる分野の専門家が集まる大規模な会議で自分の研究に対してフィードバックを得ることは期待していませんでした。しかし、発表後、多くの研究者が私の研究の実験的応用についてのアイデアを話しかけてくれました。さらに一人の研究者と共同研究の可能性についても議論することができました。今後の研究活動においても、常にオープンな姿勢で新たな視点を受け入れ、国際的な協力を推進していきたいと考えています。
(平良 敬乃:東京大学)
ノーベル賞受賞者との交流を図るイベントと聞くとアカデミックキャリアを志望する人向けのイベントと思う方もいるかも知れませんが、私はアカデミックキャリアを志望するか否かに関わらず将来国際的な活躍を望む全ての若手研究者にこのイベントへの参加を勧めたいと思います。1週間という限られた時間ですが、朝から晩まで入れ替わり立ち替わりにイベントが組まれており、物凄い濃度の中で多くのことを吸収することができ、自身の研究やキャリアパスを見直すきっかけにもなります。また私自身、会議参加前の期待値を上回るほどに大きく強力な国際的人脈を形成できたと感じており、そのような優秀な方々とのコネクションは今後の人生でどこかの局面で必ず活きてくると思います。
(仲川 久礼亜:東京大学)
ノーベル賞受賞者と、いち科学者として濃密に議論できたのは、大変得難い経験になりました。ノーベル賞を受賞された先生方は、受賞後、多くの時間を一般向けのアウトリーチ活動に当てられています。しかし、この会議では一般向けの講演や交流機会とは違い、研究者の大先輩として後輩である私たちと交流してくださり、研究生活におけるアドバイスをしてくださいます。英語に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆっくりでも自分の考えを伝えようと努力すれば必ず耳を傾けてくれると思います。機会があればぜひ申請し参加することをお勧めします。
(上保 みちる:お茶の水女子大学)
※上記は報告書からの抜粋です。太字・下線は事務局によります。全文は報告書をご覧ください。        
※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。        
※所属は参加当時のものです。        

会議の様子

Interaction Didier Queloz and his Nobel Poster
Interaction Didier Queloz and his Nobel Poster
Christian Flemming/Lindau Nobel Laureate Meetings
Open Exchange Takaaki Kajita
Open Exchange Takaaki Kajita
Christian Flemming/Lindau Nobel Laureate Meetings    
Bavarian Evening
Bavarian Evening
Torben Nuding/Lindau Nobel Laureate Meetings
Lino24
Lino24
Patrick Kunkel/Lindau Nobel Laureate Meetings