日本学術振興会

第72回(生理学・医学)参加者の声

参加者の声

チャンスや時間がある限り、間違いなく申請してみることをお勧めします。ここまでノーベル賞受賞者と密接に関わることができる機会や、分野を超えた若手研究者との交流は他ではなかなかできない体験になると思います。アプリケーションは二段階であり、JSPS 申請後、Lindau本部での選考という流れであり、期間は長く提出書類なども多いですが、それだけ得られるものもかなり大きかったので、手間を惜しまずぜひご準備いただければいいと思います。
(猪塚真志:東京大学)
リンダウ会議に一度参加すると、リンダウ卒業生(Alumni)になり、その後もリンダウ会議に何らかの形で関わることができると思います。昨今は様々な場面で SNS を使うことが増えていますので、SNS 上で違う代のリンダウ卒業生とつながる事もできます。こうして参加した時だけでなく、参加した後もリンダウ会議の恩恵は続いていくので、是非積極的にこのチャンスを活用して頂きたいと思います。
(小林博文:Pictor Labs)
多くの先生方が日本を訪問した経験があり、私が日本人であることを話すと「日本行ったよ!とても良かった!」と当時の体験を話してくださり、こちらも嬉しい気持ちになりました。参加から得られるメリットは大変大きいと思います。1週間の期間は長く感じますがあっという間ですし、比較的涼しいドイツで異文化に触れると本当に世界観が変わる経験になると思います。英語でのコミュニケーションは案外どうにかなりますので、機会があればぜひ申請し、参加してみることをお勧めします。
(岡田萌子:新潟大学)
本リンダウ会議では普段の研究生活では交わることのない分野の話を聞くことができるのが大きな特徴だと思います。そして、幅広い分野横断的な知識と研究的視点は、必ず今後の研究の発展に役立つと考えています。今回の諸外国の参加者とのディスカッションを経て、自身の知識や好奇心が日ごとに広がっていくのを感じました。同世代の研究者ということもあり、研究者としてのメンタルヘルスやこれからの進路・キャリア形成などについても話は弾み、国境を越えて悩みを共有できたことは貴重な経験になったと思います。
(塚本 雅也:国立成育医療研究センター) 
※上記は報告書からの抜粋です。太字・下線は事務局によります。全文は報告書をご覧ください。
※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。
※所属は参加当時のものです。

会議の様子

大勢の聴衆にプレゼンを行う男性。若手研究者たちが笑顔で耳を傾けている。
Open Exchanges
Ruth Walz/Lindau Nobel Laureate Meetings
人々が石畳の道を歩いている。ノーベル賞を受賞したランディ・シェクマンがグループの中央を歩き笑顔で若手研究者に話しかけている。
Science Walk with Randy Shekman
Christian Flemming/Lindau Nobel Laureate Meetings
ノーベル賞受賞者マリオ・カペッキ博士と一緒にレストランのテーブルに座る複数の若手研究者
Exchange with Mario Capecchi
Julia Nimke/Lindau Nobel Laureate Meetings
湖のテント周りに立って食事と会話を楽しむ群衆
Grill & Chill
Julia Nimke/Lindau Nobel Laureate Meetings