令和6（2024）年11月12日（火）、国立大学法人東京大学本郷キャンパス（東京都文京区）の伊藤国際学術研究センターにて、令和6（2024）年度日本学術振興会育志賞受賞者交流会が開催されました。

「日本学術振興会 育志賞」は、上皇陛下の天皇御即位20年に当たり、陛下から賜った御下賜金を資として、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生を顕彰し、その勉学及び研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に、平成22年度に創設された賞です。
平成24年度以降、育志賞受賞者同士の交流を通じた若手研究者のネットワーク形成の促進を目指して、原則年に一度の頻度で育志賞研究発表会を開催しています。
育志賞は、今年度で15回目を迎えます。その記念となる年の交流会は、「志を育む」という事業趣旨に立ち返り、第1回育志賞受賞者をはじめとするこれまでの受賞者による受賞後の歩みについての講演や、「日本学術振興会賞」の受賞者にも参加いただき、講演いただくなど、育志賞受賞者のキャリアプラン等の検討の場ともなるよう、これまでの研究発表会にはない新しい企画を盛り込み開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響等により6年ぶりとなる対面開催となった今回は、60名を越える育志賞受賞者が参加し、同期受賞者との懐かしの再会に盛り上がり、また、各講演や参加者によるポスター発表では活発な意見交換が繰り広げられました。