日本学術振興会

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研究公正~Research Integrity~

〇科学研究費助成事業に係る不正使用について

 本会は、筑波大学からの研究資金の不正使用に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」(平成18年12月6日規程第19号)に基づき、以下の措置を講ずることとしました。

  1. 措置の対象者
    大熊 燦雨(筑波大学・体育系・助教)
  2. 不正使用が行われた事業
    研究種目:若手研究(B)
    研究課題名:豊臣秀吉の朝鮮出兵と徳川幕府の朝鮮通信使招聘が齎した日韓武文化交流に関する研究
    交付額:平成27年度~平成28年度 3,900千円

    研究種目:基盤研究(B)
    研究課題名:文禄・慶長の役が及ぼした近世東アジアにおける武文化交流史に関する国際研究
    交付額:平成30年度~令和4年度 16,250千円
  3. 不正使用の内容
    調査機関による調査の結果、給与の架空請求及び還流行為、交通費の虚偽請求及び還流行為、物品の私物化を行ったと認定された。
  4. 措置の内容
    ○研究費の返還命令
    不正使用が認められた研究費の支出について、その返還を求める。

    ○研究資金を交付しない期間について
    令和4年度からの10年間、本会の研究資金を交付しないこととする。