本会は、国立循環器病研究センターからの研究活動の不正行為に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」（平成１８年１２月６日規程第１９号）に基づき、以下の措置を講ずることとしました。

1. 措置の対象者
   野尻　崇（国立循環器病研究センター研究所生化学部・元室長）
   寒川　賢治（国立循環器病研究センター研究所・元所長）
2. 不正行為が行われた事業
   研究種目：若手研究（B）
   研究課題名：心房性ナトリウム利尿ペプチドの血管保護作用による革新的癌治療法の開発
   交付額：平成26年度～平成27年度　3,770千円
3. 不正行為の内容
   調査機関による調査の結果、論文２編においてねつ造および改ざんを行ったと認定された。
4. 措置の内容
   ○研究費の返還命令
   不正行為と直接的に因果関係が認められた研究費の支出について、その返還を求める。
   
   ○研究資金を交付しない期間について
   野尻　崇（国立循環器病研究センター研究所生化学部・元室長）
   令和３年度から令和８年度の６年間、本会の研究資金を交付しないこととする。
   
   寒川　賢治（国立循環器病研究センター研究所・元所長）
   令和３年度の１年間、本会の研究資金を交付しないこととする。