日本学術振興会

科学研究費助成事業に係る研究活動の不正行為について

本会は、立教大学からの研究活動上の不正行為に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」(平成18年12月6日規程第19号)に基づき、以下の措置を講ずることとしました。
1.措置の対象者
○不正行為に関与した研究者
山田 優(立教大学・異文化コミュニケーション学部・教授)

2.不正行為が行われた事業
研究種目:基盤研究(A)
研究課題名:翻訳知のアーカイヴ化を利用した協調・学習促進型翻訳支援プラットフォームの構築
交付額:平成25年度~平成29年度 46,020千円

研究種目:基盤研究(B)
研究課題名:翻訳者の訳出プロセスの可視化と、翻訳・言語研究の共有基盤の構築
交付額:令和2年度~令和4年度 17,680千円

研究種目:基盤研究(S)
研究課題名:翻訳規範とコンピテンスの可操作化を通した翻訳プロセス・モデルと統合環境の構築
交付額:令和元年度~令和5年度 177,710千円

3.不正行為の内容
調査機関による調査の結果、計7件の論文または発表につき、盗用が行われたと認定された。

4.措置の内容 
○研究費の返還命令
不正行為と直接的に因果関係が認められた研究費の支出がないため、返還は求めない。

○研究資金を交付しない期間について
山田 優(立教大学・異文化コミュニケーション学部・教授)
令和6年度から令和8年度の3年間、本会の研究資金を交付しないこととする。