日本学術振興会

科学研究費助成事業に係る研究活動の不正行為について

本会は、早稲田大学からの研究活動上の不正行為に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」(平成18年12月6日規程第19号)に基づき、以下の措置を講ずることとしました。
1.措置の対象者
○不正行為に関与した研究者
沈 雨香(早稲田大学・国際教養学部・助教)

2.不正行為が行われた事業
研究種目:研究活動スタート支援
研究課題名:サウジアラビアにおける女性の高学歴化と卒業後の進路選択
交付額:平成30年度 1,560千円

研究種目:若手研究
研究課題名:中東湾岸諸国女性の進学意識の規定要因に関する実証研究
交付額:令和元年度~令和3年度 4,160千円

3.不正行為の内容
調査機関による調査の結果、論文3編、学会発表1件において、改ざんが行われたと認定された。

4.措置の内容 
○研究費の返還命令
不正行為と直接的に因果関係が認められた研究費の支出がないため、返還は求めない。

○研究資金を交付しない期間について
令和6年度から令和9年度の4年間、本会の研究資金を交付しないこととする。