日本学術振興会

科学研究費助成事業に係る研究活動の不正行為について

本会は、麻布大学からの研究活動上の不正行為に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」(平成18年12月6日規程第19号)に基づき、以下の措置を講ずることとしました。
1.措置の対象者
  和久井 信(麻布大学・獣医学部・元准教授)

2.不正行為が行われた事業
  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成30年度~令和4年度 4,290千円

  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成25年度~平成29年度 5,460千円

  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成21年度~平成24年度 5,070千円

  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成15年度~平成17年度 3,800千円

  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成12年度~平成14年度 4,000千円

  研究種目:基盤研究(C)
  研究課題名:血管内皮細胞・周細胞相互陥入部を介した血管新生制御機構の三次元電顕免疫学的研究
  交付額:平成9年度~平成11年度 3,400千円

3.不正行為の内容
  調査機関による調査の結果、論文等18編において捏造・改ざんを行ったと認定された。

4.措置の内容 
  ○研究費の返還命令
  不正行為が認められた研究費の支出について、その返還を求める。

  ○研究資金を交付しない期間について
  令和5年度から令和14年度の10年間、本会の研究資金を交付しないこととする。