国際共同研究事業に係る研究活動の不正について

　本会は、「研究活動の不正行為及び競争的資金等の不正使用への対応に関する規程」（平成１８年本会規程１９号、改正平成２５年３月１３日規程第４号。以下「規程」という。）に基づき検討を行った結果、国際共同研究事業に係る研究活動の不正を行った以下の研究者に対し、措置を講ずることとしました。

１．措置の対象者
Prasenjit Mahato 元学術研究員（九州大学大学院工学研究院）

２．措置の内容
平成２９年度から平成３１年度までの３年間、本会の所管する全ての競争的資金等への応募・申請を制限する。

３．不正行為が行われた競争的研究費及び支給額
事業名：国際共同研究事業 国際化学共同研究事業（ICC プログラム）
研究課題名：動的に構造・形状変換する新しいナノ結晶の開発とその集積機能科学
支給額：平成２５年度～２８年度 ４９，１３５千円

４．不正行為の内容
筆頭著者である論文2編においてデータの改ざんを行った。最初の論文では一度投稿した後にレフェリーレポートがあり、ここで改訂する際にデータの改ざんを行っており、2編目の論文は不正のあった最初の論文を元に作成されていたものであると認定された。

５．研究機関が行った調査結果
別添のとおり

別添 研究機関が行った調査結果（概要）[PDF]