日本-欧州先端科学セミナー

開催実績

日本側参加者による参加報告書(抜粋)

松野 響(京都大学・大学院文学研究科・日本学術振興会特別研究員)

プログラム、セミナー運営全般について
ナポリ中心地からバスで数時間、静かな郊外の村、全参加者の注意がセミナーだけに集中するような理想的な環境で、大変貴重な時間を過ごすことができた。社会神経科学は近年大きく盛り上がりを見せており、新しい知見が次々と様々な雑誌で発表されている。また、脳イメージングや電気生理学だけに限らず、多様な方法論で関連する研究がおこなわれており、そのすべてを俯瞰することには困難を感じていた。そのような中で、多様な学問的背景を持つ参加者の話を集約して聞くことができたことは、大変意義がありかつ有益であった。加えて、論文で見知っていた研究についての疑問点を直接著者に問いただすことができ、また、食事の席やセミナー時間外に、アットホームな雰囲気で自他の研究について議論する機会をもつことができ、イタリアまで足を運ぶに十分な収穫を得ることができたと満足している。JSPS、ESFおよびセミナー運営に関わったすべての方に感謝したい。


本セミナーへの今後の要望等
また機会があれば、ぜひ同様のセミナーに参加してみたい。日程については、もう少しコンパクトに短くまとめても十分興味深いセミナーになるように思う。