日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第6回(平成21年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_五十嵐 健夫
五十嵐 健夫
(イガラシ タケオ)
IGARASHI Takeo



生年 1973年 出身地 神奈川県
現職 東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
(Associate Professor, Graduate School of Information Science and Technology, The University of Tokyo)
専門分野 ユーザインタフェース
略歴
1995年 東京大学工学部卒
1997年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1998年 日本学術振興会特別研究員-DC
2000年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
2000年 博士(工学)の学位取得(東京大学)
2000年 日本学術振興会特別研究員-PD
2002年 東京大学大学院情報理工学系研究科講師
2005年 東京大学大学院情報理工学系研究科助教授
2007年 東京大学大学院情報理工学系研究科准教授
2007年 科学技術振興機構ERATO研究総括(現在に至る)

授賞理由
「3Dコンピュータグラフィクスのための直感的デザインインタフェースに関する先駆的研究」
(Intuitive Design Interface for 3D Computer Graphics)
 五十嵐健夫氏は、これまで専門家が時間をかけて制作していた3次元コンピュータグラフィックス(CG)を、初心者でも簡単に制作できるようにするデザインインタフェースの先駆的研究を行い、スケッチインタフェースという新しい分野を切り開いた。スケッチインタフェースは、手書きスケッチによって3次元モデルを生成する手法で、デザインしたい形状の輪郭を描くと、コンピューターが自動的にその立体形状を計算し、3次元形状が作成できる画期的な研究である。また、画面の絵を両手で掴むという発想から2次元アニメーションを生成する手法、3次元キャラクタと2次元的な服を対応づけることで、簡単にキャラクタの着せ替えを実現する手法など、一般ユーザーの立場から、3次元CGやアニメーションの制作を容易にするユーザインタフェースの新しい姿を提案している。
 最近では、CGに留まらず、日常用品のデザイン分野のためのユーザインタフェース、更に家庭用ロボットのためのユーザインタフェースなどへと幅広く展開するとともに、様々な成果は実用化も始まっており、同研究の更なる発展が期待される。

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