日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第4回(平成19年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_石渕久生
石渕 久生
(イシブチ ヒサオ)
ISHIBUCHI Hisao



生年 1963年 出身地 熊本県
現職 大阪府立大学大学院工学研究科 教授
(Professor, Graduate School of Engineering, Osaka Prefecture University)
専門分野 計算知能工学
略歴
1985年

京都大学工学部卒

1987年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了
1987年 大阪府立大学工学部助手
1992年 博士(工学)の学位取得(大阪府立大学)
1993年 大阪府立大学工学部講師
1994年 大阪府立大学工学部助教授
1999年 大阪府立大学工学部教授
2000年 大阪府立大学大学院工学研究科教授(現在に至る)
2006年 大阪府立大学計算知能研究所所長兼任

授賞理由
「計算知能の高度化に関する先駆的研究」
(Pioneering Research for the Advancement of Computational Intelligence)
 わかりやすく使いやすい高度な知能をコンピュータ上で実現するためには、人間や生物の学習や進化に相当する機能と、曖昧さを含む言語情報処理に相当する機能が必要である。石渕久生氏は、学習、進化、曖昧情報処理の各機能を高度化すると同時に、複数の機能を融合させることで、さらに複雑な知能を実現するための研究を行ってきた。このような研究において、国際的に先導的な役割を果たしながら、数多くの独創的な研究成果をあげている。たとえば、神経ネットワークの学習アルゴリズムにおいて、曖昧規則(ファジィルール)を用いて、数値情報だけでなく、言語的に表現された専門知識を利用することを世界で最初に提案している。
 同氏の研究により、ファジィ化ニューラルネットワーク、多目的遺伝的ファジィシステム、多目的遺伝的局所探索など、新しい研究分野が切り拓かれている。同氏の業績は、計算知能の分野に多大なる貢献を行っており、今後も、コンピュータ上での高度な知能の実現に向けて大きな貢献が期待される。

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