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日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_小松 雅明
小松 雅明
(コマツ マサアキ)
KOMATSU Masaaki



生年 1972年 出身地 新潟県
現職 新潟大学医歯学系 教授
(Professor, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Niigata University)
専門分野 分子細胞生物学
略歴

1995年
1997年
2001年
2001年
2001年
2002年
2004年
2006年
2007年
2008年
2010年
2011年
2014年

明治大学農学部卒
筑波大学大学院バイオシステム研究科修士課程修了
順天堂大学大学院医科学研究科博士課程修了
博士(医学)の学位取得(順天堂大学)
順天堂大学医学部ポストドクトラルフェロー
東京都臨床医学総合研究所常勤流動研究員
順天堂大学医学部助手
順天堂大学医学部講師
順天堂大学医学部准教授
東京都臨床医学総合研究所副参事研究員
東京都臨床医学総合研究所プロジェクトリーダー
東京都医学総合研究所プロジェクトリーダー
新潟大学医歯学系分子遺伝学 教授(現在に至る)

授賞理由
「選択的オートファジーの異常と消化器疾患発症機序の解明」
(Elucidation of the Role of Aberrant Selective Autophagy in Pathogenic Mechanisms of Digestive Diseases)

  オートファジーは、栄養確保や細胞内の不用品除去のために細胞が有する自己タンパク質分解機構である。昨年の大隅良典氏のノーベル生理学・医学賞の受賞が示すように日本は世界をリードしながら、オートファジー研究を医学においても最も重要な研究領域の一つに発展させた。オートファジーの機能については当初細胞の恒常性維持に重点が置かれていたが、小松雅明氏はそれまで理解が十分でなかったオートファジーの病態生理学的役割に関する先駆的研究を行い、その破綻が様々なヒト疾病の発症原因となることを明らかにした。特に壊すべきタンパク質やオルガネラを厳密に選別する選択的オートファジーの破綻が、肝臓に代表される消化器疾患にはじまり代謝疾患、がんや炎症等、多彩な病態形成に密接に関与することを証明した。即ち、小松氏の研究成果は消化器疾患の病態形成機序へのオートファジーの関与およびその分子メカニズムの重要な一端を明らかにしたものである。

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