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日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_飛龍 志津子
飛龍 志津子
(ヒリュウ シヅコ)
HIRYU Shizuko



生年 1974年 出身地 京都府
現職 同志社大学生命医科学部 教授
(Professor, Faculty of Life and Medical Sciences, Doshisha University)
専門分野 生物音響工学
略歴

1997年
1999年
1999年
2006年
2006年
2006年
2007年
2008年
2012年
2014年
2017年

同志社大学工学部卒
同志社大学大学院工学研究科博士前期課程修了
日本アイ・ビー・エム株式会社
同志社大学大学院工学研究科博士後期課程修了
博士(工学)の学位取得(同志社大学)
同志社大学研究開発推進機構特別研究員
日本学術振興会特別研究員-PD
同志社大学生命医科学部助教
同志社大学生命医科学部准教授
科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任)
同志社大学生命医科学部教授(現在に至る)

授賞理由
「コウモリの生物ソナーシステムに関する研究」
(Study on the Biosonar System of Bats)

  超音波や光を用いた可視化(イメージング)技術は、生物の生存に必要な生体機能として生物体内で活用されている。生物体のもつさまざまな優れた機能を模倣し、人工的に再現する技術であるバイオミメティクスは、高度なイメージング技術やそれを利用した自律性の確保という人工知能技術の高度化に結びつく可能性を有している。飛龍志津子氏は、この生体機能としてコウモリの生態に内在する超音波ソナーに着目し、超小型センサシステムの開発とそのコウモリへの装着という独自の手法によって生態の解明に挑んだ。その結果、多個体が飛行している状況下における混信回避、複数の獲物の行動予測、信号のドップラーシフト補償などの情報処理が超音波ソナー機能によって行われ、それらがコウモリの生体行動に直結していることを突き止めた。以上のとおり、飛龍氏は、工学と生物学が融合した新たな学理に大きく貢献しており、今後のさらなる発展が期待できる。

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