お問い合わせ先

独立行政法人日本学術振興会
人材育成事業部 研究者養成課
「日本学術振興会賞」事務局
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-3-1
TEL03(3263)0912
FAX03(3222)1986

日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_平田 晃正_柳田 健之
平田 晃正
(ヒラタ アキマサ)
HIRATA Akimasa



生年 1973年 出身地 岡山県
現職 名古屋工業大学大学院工学研究科 教授
(Professor, Graduate School of Engineering, Nagoya Institute of Technology)
専門分野 生体物理計算学、公衆衛生工学
略歴

1996年
1998年
1999年
2000年
2000年
2001年
2005年
2007年
2016年

大阪大学工学部卒
大阪大学大学院工学研究科博士前期課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC(2000年からPD)
大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了(期間短縮)
博士(工学)の学位取得(大阪大学)
大阪大学大学院工学研究科助手
名古屋工業大学大学院工学研究科助教授
名古屋工業大学大学院工学研究科准教授
名古屋工業大学大学院工学研究科教授(現在に至る)

授賞理由
「人体複合物理と生理応答の統合計算法と応用に関する研究」
(Integrated Simulation Techniques for Multiphyiscs and Physiological Response and Their Application)

  計算機シミュレーションにより、人体に対する電磁界の安全性を評価し、あるいは太陽光と暑熱の同時ばく露による熱中症の発生機構を解明するためには、精密な人体モデルを構築し、そのモデルを基に電磁界および熱に対する複合的な生理応答を現実的な時間内で高精度に計算する技術が必要である。平田晃正氏は、医用画像を基に構成した精密な計算人体モデルに電気・熱特性を与えることで電磁界や熱の影響を複合的に計算する技術を開発し、さらに神経系のモデルを結合することで電気的および熱に対する生理応答との融合計算による解析を実現している。また、計算法をスーパーコンピュータ用に最適化することでリアルタイムでのシミュレータを開発している。開発技術により得られた知見は、外部電磁界の国際安全基準に採用されるとともに、ワイヤレス機器の設計・安全性評価に応用されている。また、熱中症の発症機構の解明や、脳や脊髄神経への電気刺激の影響評価など、多方面での横断的な応用を展開している。以上のとおり、平田氏は、計算科学による人体モデルの構築とその医工学的応用に関する優れた成果を挙げており、今後のさらなる発展が期待できる。

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者一覧へ戻る