日本学術振興会賞

第13回(平成28年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第13回(平成28年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_星野 崇宏
星野 崇宏
(ホシノ タカヒロ)
HOSHINO Takahiro



生年 1975年 出身地 東京都
現職 慶應義塾大学経済学部 教授
(Professor, Faculty of Economics, Keio University)
専門分野 統計学、経営統計学、計量経済学
略歴

1999年
2001年
2001年
2004年
2004年
2004年
2005年
2008年
2008年
2010年
2014年
2015年

東京大学教育学部卒
東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了
博士(学術)の学位取得(東京大学)
情報システム研究機構統計数理研究所助手
東京大学教養学部附属教養教育開発機構専任講師
名古屋大学大学院経済学研究科准教授
科学技術振興機構さきがけ研究者兼任
博士(経済学)の学位取得(名古屋大学)
東京大学大学院教育学研究科准教授
慶應義塾経済学部教授(現在に至る)

授賞理由
「潜在変数を用いた選択バイアスと因果効果推定の総合的解決手法の研究」
(Latent Variable Approach to Selection Bias and Causal Inference)

  星野崇宏氏は、統計学の分野で極めて多彩な研究を展開している研究者である。特に、経営学、経済学、心理学、社会学等、社会科学の実証研究で生じる選択バイアスの問題、および十分な無作為化が困難な状況における統計的因果効果推定の問題について、欠測データ解析と潜在変数モデルにもとづく統合的な解決手法を見出した。これは社会科学の幅広い分野で利用可能な解析手法であり、高く評価できる。
  その波及効果は、上記のような社会科学のみならず、医学疫学等にまで及んでいる。また、星野氏の開発した手法は、社会科学で広く用いられている統計ソフトAMOSにも実装されている。
  このように、星野氏の研究は、実証研究の基盤としての統計学そのもの、および、それを利用する各学問分野における方法論に大きく貢献している。

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