日本学術振興会賞

第12回(平成27年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第12回(平成27年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_木賀 大介
木賀 大介
(キガ ダイスケ)
KIGA Daisuke



生年 1971年 出身地 東京都
現職 東京工業大学大学院総合理工学研究科 准教授
(Associate Professor, Interdisciplinary Graduate School of Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology)
専門分野 合成生物学
略歴

1994年
1996年
1996年
1999年
1999年
1999年
2001年
2003年
2004年
2004年
2005年
2007年

東京大学理学部卒
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC
東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学
科学技術振興事業団横山情報分子プロジェクト研究員
博士(理学)の学位取得(東京大学)
理化学研究所ゲノム科学総合研究センターリサーチアソシエイト
東京大学先端科学技術研究センター科学技術振興特任研究員
東京大学大学院総合文化研究科学術研究支援員
東京大学大学院総合文化研究科助手
東京工業大学大学院総合理工学研究科助教授
東京工業大学大学院総合理工学研究科准教授(現在に至る)

授賞理由
「合成生物学による人工生命システムの構築」
(Construction of Artificial Life System by Synthetic Biology)

  生命システムは構成単位の組み合わせによって、様々な特性を持つ。構成単位の組み合わせの場合の数が非常に大きいことが天然の生物の多様性の根源であり、人類が生物を改良して人工的に活用できることの担保でもある。
  木賀大介氏は、生化学のバックグラウンドをもとに、物理学、情報科学やシステム科学の知見を活用し、試験管内や細胞内に生体分子を組み合わせた人工生命システムを具現化してきた。また、20種類のアミノ酸が鎖状に連なって構成されるタンパク質に対し19種類や21種類のアミノ酸を使用するタンパク質の合成系や、試験管内での生体分子による論理演算系、生きた細胞間の相互作用によって多様化を維持する人工遺伝子回路、などの構築を行った。
  これらの成果は国際的にも高い評価を受けており、木賀氏は合成生物学という新しい分野において日本のキーパーソンとして認識され、人工生命や生命の起源に関する研究者の一人として、今後も世界をリードする幅広い活躍が期待される。

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