本会は、京都大学からの研究資金の不正使用に関する調査報告書の提出を受け、「研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への対応に関する規程」（平成１８年１２月６日規程第１９号）に基づき、以下の措置を講ずることとしました。

1. 措置の対象者
   松沢　哲郎（京都大学高等研究院・特別教授）
   友永　雅己（京都大学霊長類研究所・教授）
   森村　成樹（京都大学野生動物研究センター・特定准教授）
2. 不正使用が行われた事業
   最先端研究基盤事業
   事業名：心の先端研究のための連携拠点（ＷＩＳＨ）構築
   交付額：平成22年度～平成24年度　1,400,000千円
   
   科学研究費助成事業
   研究種目：特別推進研究
   研究課題名：知識と技術の世代間伝播の霊長類的基盤
   交付額：平成24年度～平成27年度　338,000千円
3. 不正使用の内容
   調査機関による調査の結果、過大な支出、架空取引、目的外使用及び入札妨害を行ったと認定された。
4. 措置の内容
   ○研究費の返還命令
   不正使用が認められた研究費の支出について、その返還を求める。
   
   ○研究資金を交付しない期間について
   以下のとおり、本会の研究資金を交付しないこととする。
   松沢　哲郎：令和３年度から令和５年度の３年間
   友永　雅己：令和３年度から令和７年度の５年間
   森村　成樹：令和３年度から令和６年度の４年間