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独立行政法人 日本学術振興会
研究事業部 研究助成企画課、研究助成第一課、研究助成第二課、研究事業課
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研究進捗評価は、対象となる研究課題の進捗状況を把握し、当該研究のその後の発展に資することを目的に、これまでの中間評価及び事後評価を見直し、研究期間の最終年度前年度(研究期間3年の研究課題はその最終年度)に実施するものです。本年度は、対象となる12件の研究課題についてヒアリングを行い、その結果に基づいた審議の上、各評価結果を決定しました。
なお、研究進捗評価の一環として、研究の立ち上げ時期(研究期間の2年目又は3年目)に研究代表者の研究室等に出向き、研究の進展状況や購入された設備等の活用状況等を確認し、成果を上げるために十分な研究環境を整え、順調に研究が進んでいるか等について把握するため、対象となる12件の研究課題について、現地調査を行い、その結果に基づいた審議の上、各評価コメントを決定しました。
また、研究進捗評価の一環として、研究終了翌年度に研究期間全体を通して当初の目的が達成されたか等、研究成果・研究業績等について検証を行います。
各研究課題について、審査・評価第一部会において決定された評価結果と研究代表者が作成した研究概要をPDF形式で公表しています。なお、研究概要は原則として研究代表者が作成したものをそのまま掲載しています。
また、研究進捗評価の一環として、研究終了翌年度に研究成果・研究業績等について検証を行います。平成26年度は対象となる研究課題8件、平成27年度は対象となる研究課題4件について書面により検証を行いました。
評価結果 | A+:当初目標を超える研究の進展があり、期待以上の成果が見込まれる |
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる | |
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である | |
B: 当初目標に対して研究が遅れており、今後一層の努力が必要である | |
C: 当初目標より研究が遅れ、研究成果が見込まれないため、研究経費の減額又は研究の中止が適当である |
小委員会名 | 課題番号 | 研究代表者 | 所属機関・部局・職 | 研究課題名 | 評価結果 及び 検証結果 | 研究 概要 | 検証 年度 |
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理工系 | 21000001 | 井上 邦雄 (いのうえ くにお) |
東北大学・ニュートリノ科学研究センター・教授 | ニュートリノ観測装置カムランドを用いたニュートリノレス二重β崩壊の研究 | 26 年度 |
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21000002 | 福島 正己 (ふくしま まさき) |
東京大学・宇宙線研究所・教授 | 最高エネルギー宇宙線で探る宇宙極高現象 | 26 年度 |
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21000003 | 酒井 広文 (さかい ひろふみ) |
東京大学・大学院理学系研究科・准教授 | 配向制御技術で拓く分子の新しい量子相の物理学 | 26 年度 |
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21000004 | 藤澤 利正 (ふじさわ としまさ) |
東京工業大学・極低温物性研究センター・教授 | 半導体量子構造による電子波束のダイナミクス | 27 年度 |
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21000005 | 菅 裕明 (すが ひろあき) |
東京大学・大学院理学系研究科・教授 | 特殊ペプチド創薬 | 26 年度 |
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21000006 | 丸岡 啓二 (まるおか けいじ) |
京都大学・大学院理学研究科・教授 | 高性能有機触媒の創製と精密有機合成化学への応用 | 27 年度 |
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21000008 | 藤田 博之 (ふじた ひろゆき) |
東京大学・生産技術研究所・教授 | MEMSと実時間TEM顕微観察によるナノメカニカル特性評価と応用展開 | 26 年度 |
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22000011 | 財満 鎭明 (ざいま しげあき) |
名古屋大学・大学院工学研究科・教授 | 省電力/超高速ナノCMOSのための電子物性設計と高移動度チャネル技術の創生 | 26 年度 |
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生物系 | 21000009 | 河西 春郎 (かさい はるお) |
東京大学・大学院医学系研究科・教授 | 大脳棘シナプスと開口放出の2光子顕微鏡による研究 | 27 年度 |
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21000010 | 渡邊 嘉典 (わたなべ よしのり) |
東京大学・分子細胞生物学研究所・教授 | ゲノム伝達の中核にある染色体動原体の方向性を決める分子機構 | 26 年度 |
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21000011 | 木下 一彦 (きのした かずひこ) |
早稲田大学・理工学術院・教授 | 一分子生理学を超えて:生体分子機械を力で優しく働かせる | 27 年度 |
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21000012 | 田中 啓二 (たなか けいじ) |
東京都医学総合研究所・生体分子先端研究分野・所長 | プロテアソームを基軸としたタンパク質分解系の包括的研究 | 26 年度 |
注:平成27年度は、繰越を行った課題となります。
各課題の研究成果報告書については、「KAKEN:科学研究費助成事業データベース」(https://kaken.nii.ac.jp/)を参照してください。