R4_handbook_kenkyusha_digital
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27【科研費で研究を行うとき】架空発注により業者に預け金を行ったり、謝金や旅費などで実際に要した金額以上の経費を請求したりするなど、故意若しくは重大な過失によって研究費の他の用途への使用又は研究費の交付の決定の内容やこれに附した条件に違反した使用を行うこと・研究費の返還:一部又は全部の返還・応募資格の停止:1~10年(不正使用した本人・それを共謀した別の研究者の名義で応募を行ったり、応募書類に虚偽の記載を行ったりするなど、偽りその他不正な手段により研究費を受給すること・研究費の返還:全額の返還・応募資格の停止:5年(受給した本人・それを共謀した者)発表された研究成果において示されたデータ、情報、調査結果等の故意による又は研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによるねつ造、改ざん又は盗用を行うこと・研究費の返還:一部又は全部の返還・応募資格の停止:1~10年(不正行為に関与したと認定された本者・不正使用された研究費の管理責任者)人・不正行為が認定された論文等の内容について責任を負う者)ルールに従って正しく使用しないと、科研費の交付制限や返還、応募制限のペナルティ、刑事罰が科せられることがあります◆不正使用:◆不正受給:◆不正行為:不正な受給や使用、研究活動における不正行為は、学術研究全体の信頼を損ねることにつながりかねません。公的研究費を使用している者として、研究者倫理の自覚の下に研究活動に従事することが重要です。○既に採択されている課題についても交付が停止されるとともに、分担金を配分されている研究分担者も、その分担金の配分を受けることができなくなります。○原則として、不正が認定された研究者の氏名を含む不正の概要を公表します。○科研費以外の競争的研究費等においても応募・参画が制限されることがあります。16.ルールに違反したら?

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