日本-欧州先端科学セミナー

開催実績

日本側参加者による参加報告書(抜粋)

高橋 英彦(独立行政法人放射線医学総合研究所・分子イメージング研究センター・主任研究員)

プログラム、セミナー運営全般について
事前の情報がなかなか入ってこなかった以外は、大満足でした。場所がかなりの郊外であったことは、逆に親睦を深める意味では良かったと思います。一般的に、この分野はヒトの高次機能を研究している研究者が多いですが、今回の講師陣や参加者は、進化や動物の研究者、こどもの発達の研究者、工学系の研究者などの多岐にわたり、かえって新鮮であり、共同研究のシードに成り得たと思いました。シードからつぼみ、大輪の花となるためには、継続的な人的交流が大切と思いました。


今回のセミナー参加により、今後欧州との研究交流を進める展望が持てた場合には、その予定について
ケンブリッジやフランスの若手が当研究所のPETによる人のドーパミンやセロトニンなどのin vivoイメージングに興味を持っており、ぜひ当所で短期間データをとり、相手側のすぐれた認知課題との関係を調べる研究をしたいという申し出がありました。


本セミナーへの今後の要望等
ぜひ、フォローアップのミーティングを2年後あたりに日本で持てるといいかと思いました。特に、今回参加した若手が、2年後に指導的な立場になっているとは限りませんが、一部は講師陣としてさらに次の世代にDNAを受け渡していく作業が必要だと思いました。