日本-欧州先端科学セミナー

開催実績

平成19年度日本-欧州先端科学セミナー開催報告
(ESF-JSPS Frontier Science Conference for Young Researchers 2007)


日時: 平成20年3月9日~3月15日(7日間)
場所: 湘南国際村
概要: 日本と欧州の新進気鋭の若手研究者に対して、国際的指導的立場にある研究者による講義や相互の討論等を通じて、選定された研究分野の将来を展望し、かつ参加者間のネットワークを構築する機会を提供するためにJSPSとESFとの共催によって開催されるものである。平成19年度は「ロボット工学」の分野において開催した。

 本セミナーでは、コーチェアとして、東京大学大学院情報理工学系研究科の中村 仁彦教授、Professor Carme Torras, Professor of Institut de Robotica I Informatica Industria (CSIC-UPC)を迎え、日欧で18名の講師、56名の若手研究者が一同に会した。

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平成20年3月9日
セミナー開催地の湘南国際村へ、日欧の講師及び若手研究者が到着し、19:00からウェルカムレセプションが行われた。

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平成20年3月10日
オープニングにあたり、コーチェアの自己紹介及び本会井上博允監事の開会挨拶が行われた。また、ESFのScience Officer、Farzm Ranjbaran氏より挨拶及び事業紹介が行われ、本会国際事業部研究協力第一課の金子課長より本会の事業紹介を行った。その後、各講師による講演と質疑応答が行われ、初日から活発な議論が交わされ、充実した講義となった。また、若手研究者からのオーラルプレゼンテーションやポスターセッションもプログラムに組み込まれており、日欧の若手研究者間の交流及び講師と若手研究者の交流が活発に行われた。

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平成20年3月11日
前日に引き続き、講演と質疑応答、若手研究者によるオーラルプレゼンテーションやポスターセッションが行われた。講義の合間のコーヒーブレイクや食事の時間などの時間にも活発な意見交換が行われ、次第に参加者どうしが打ち解けていく様子が見られた。

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平成20年3月12日
場所を東京大学に移動し、午前中に講義が行われた後、午後に東京大学大学院情報理工学系研究科の研究室を訪問した。研究室では、実際の実験のデモンストレーションなども行われ、活発な意見交換がなされた。

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平成20年3月13日
午前中の講義の後、午後はエクスカーションとして鎌倉市内及び江ノ島において日本の伝統文化に親しんだ。

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平成20年3月14日
午前中に最後の講義が行われ、クロージングセッション後、Farewell Lunchが行われた。午後はエクスカーションとして書道、茶の湯体験などが行われた。

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 参加者からは、「分野のトップランナーの講演は大変興味深かった」「合宿形式のため、講師、参加者との距離が近く有意義な情報交換ができた」「これからの研究に非常に大きな実りとなった」という報告が多数寄せられた。

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