日本-欧州先端科学セミナー

日本側参加者による参加報告書(抜粋)

田浦 学(熊本大学・エイズ学研究センター・客員研究員)

プログラム、セミナー運営全般について
世界的に免疫学の最先端を進む多くの先生方のご講演を拝聴できる機会を得られ、大変光栄に思います。特にセミナー全体を通して、免疫学の基礎からその分子基盤を応用した臨床研究まで多元的な免疫研究に関するプログラムで構成されており、幅広く免疫研究の情報を収集することができました。また、講演をされた先生方のみならず日欧を問わず多くの若手研究者の方々と積極的に意見交換する機会が得られたことも、これからの自分自身の研究展開を計る上で大変貴重なものでした。特に自分を含め多くの若手研究者に発表の機会が与えられたことも、英語で発表する貴重な経験が得られたこと、免疫学の中でも異なる専門分野の研究者から新たな視点での助言を得られたことなど、有意義な経験を積むことができたと思います。セミナー日程全体を通して、参加した若手研究者の一人として学会とは異なる充実したセミナーでした。さらに研究面のみならず、会食および懇親会を通して互いのキャリアパスや研究姿勢,研究環境などに関して意見交換できたことも、合宿型セミナーならではの機会であったと思います。

今回のセミナー参加により、今後欧州との研究交流を進める展望が持てた場合には、その予定について

セミナーでは、口頭発表およびポスター発表の機会を得られ、先生方から様々な意見を頂くことができました。現在、継続している研究に関してもアドバイスを頂き、今後の研究展開において貴重な機会だったと思います。特に,ESFから参加されたAhmad Jalili博士から皮膚科医としての研究に基づく助言を頂き、今後研究を進めていく上で改めて議論させて頂く予定です。