事業の成果

科学研究費助成事業

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。

最近のユニークな研究成果

(「科研費NEWS 2014 vol.2」より)

人文・社会系
写真:宮本みち子教授

「労働市場から排除された若者を支援する政策手法とその評価に関する国際比較研究」
放送大学 教養学部 教授 宮本 みち子
多くの若者が安定した仕事の世界に着地するまでに長い時間を必要とし、失業や一時的労働従事者が増加するようになりましたが、その波をもろにかぶったのは、中流層に属さない若者たちでした。

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写真:土田和博教授

「グローバル化時代と独占禁止法の域外適用」
早稲田大学 法学学術院 教授 土田 和博
日本の独占禁止法には、外国で行われたカルテルなどに同法が適用されるのか、そうだとすれば、どのような場合に適用されるのかに関する規定がありません。

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写真:山田肖子准教授

「発展途上国教育研究を通じて、方法論、研究パラダイムを考察する」
名古屋大学 大学院国際開発研究科 准教授 山田 肖子
この研究は、平成21-24年度に科学研究費補助金(基盤研究(A))を受けて行ったものです。発展途上国を調査対象とする研究者が中心となり、用いる調査手法やアプローチは異なるものの、調査対象地の共通性を通じて、視点や手法を融合することを目指しました。

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理工系
写真:熊谷隆教授

「複雑な系の上の確率過程」
京都大学 数理解析研究所 教授 熊谷 隆
高分子や複雑なネットワークの上で、熱はどのように伝わるのでしょうか(図1)? このような空間ではフーリエ解析など従来の解析学の手法が適用できないため、あまり解析が進んでいませんでしたが、1960年代以降、数理物理学者が自己相似性を手がかりにして複雑な系の上の物理現象を研究するようになり、様々な予想が提出されました。

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写真:堂免一成教授

「可視光照射下で水を分解して水素を製造する光触媒系の開発」
東京大学 大学院工学系研究科 教授 堂免 一成
太陽光を利用して水を水素と酸素に効率よくかつ大規模に分解できれば、真にクリーンな水素を製造できることになり、エネルギー・環境問題を根本的に解決できる可能性があります。

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写真:高原淳教授

「天然無機ナノチューブの界面精密構造制御による新しいハイブリッド材料」
九州大学 先導物質化学研究所 教授  高原 淳
私が教授になった当時、新しい研究室で最初にスタートした研究テーマの1つが、自然界の無機ナノ材料の表面・界面を精密制御したハイブリッド材料の創製です。

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写真:飴山惠教授

「金属材料の強度と靭性の両立に関する研究」
立命館大学 理工学部 教授 飴山 惠
有史以来、種々の分野で利用されている金属材料の特長は、曲げたり延ばしたり加工できること、その微細構造を制御することで、力学的性質などの特性を変えられることで

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写真:八木康史教授

「歩く姿で個人がわかる「歩容認証」:未来科学捜査への期待」
大阪大学 産業科学研究所 所長・教授 八木 康史
DNA・指紋・静脈・顔などの生体情報に基づく個人認証技術の研究・開発がさかんに行われ、入退室管理や銀行ATMにおける本人確認システム、さらに種々の鑑定や犯罪捜査支援など、実応用が進んできました。

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生物系
写真:三木邦夫教授

「タンパク質が金属を取り込んで成熟化するしくみを構造生物学で解明する」
京都大学 大学院理学研究科 教授 三木 邦夫
生体内では金属原子をタンパク質に取り込んで、そのタンパク質が生体内反応の触媒として働くために利用しています。タンパク質に固有な機能を発揮させるには、金属錯体のかたちで取り込む場合もあります。

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写真:西山真教授

「共通のキャリアタンパク質を用いる古細菌のリジン・アルギニン生合成から代謝系進化が見えてくる」
東京大学 生物生産工学研究センター 教授 西山 真
社会生活を営むいくつかの動物において「相手を知っているか否か」という面識の有無が性的パートナーを選択する決め手になることがあります。

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写真:中尾篤人教授

「マスト細胞の体内時計は1日の時間に応じてアレルギー反応の強さを決めている」
山梨大学 医学部免疫学講座 教授 中尾 篤人
花粉症やぜんそく、じんましんなどのアレルギー疾患には、特定の時間帯に症状が出現しやすいという特徴があります。例えば花粉症では、朝方にくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状がおこりやすく「モーニングアタック」と呼ばれています。

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写真:江草宏教授

「口腔粘膜を用いたiPS細胞技術の確立と骨組織再生法の開発」
東北大学 大学院歯学研究科 教授 江草 宏
歯を失ってしまうと、歯を支えていた周囲の顎の骨は必ず吸収されます。そのため、歯科臨床の現場では、喪失した顎の骨を再生する治療法の開発が待たれています。

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