教授:小枝 達也 |
RTIモデルによる学習障害の就学後早期発見と指導法の |

現時点では学習障害の診断は解離モデルを基調としています。つまり、知的能力が良好であるにもかかわらず、それに不釣り合いな学業の状況であることが要件となっています。しかし、学業不振が顕著になってから対処するのでは手遅れ状態であり、学業不振の改善は望むべくもなく、さらには深刻な学業不振から学校不適応という二次的な問題への派生も懸念されます。この状況を打開するには、学習障害が疑われたら、まずは教育的な支援を提供し、その効果を見ながら診断につなげるというRTI(Response to Intervention)モデルの導入が望まれます。

|
||||||||||

小学校1年生に対しては、一つひとつの文字の音読を大切にし、充分に慣れるまで学習することの重要性が強調されます。また、語彙を増やすことが流暢な音読にとって有効であることから、語彙を増やす学習の充実が求められます。2段階方式による音読指導は、外国人子女の教育にとっても有効である可能性があります。今後は、単文音読検査よりもさらに簡便な方法を開発して、広く小学校において実施可能なものへと発展させたいと考えています。
