事業の成果

科学研究費補助金事業

科学研究費補助金は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。

最近のユニークな研究成果

(「科研費NEWS 2010 vol.1」より)

写真:教授

人文・社会系

木簡-地中からのメッセージを読み解くための知の結集と共有化
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 都城発掘調査部 史料研究室長 渡辺晃宏
木簡は1961年の平城宮跡での発見以来、全国1000を超える遺跡から、7世紀前半から近代まで37万点余が出土しています。 中でも藤原京・平城京の時代は日本の木簡使用の最盛期で、特に8世紀は木簡の世紀といって過言ではありません。 従来この時代の史料は政府編纂の歴史書『続日本紀』が中心で、木簡への期待はますます高まっています・・・

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写真:教授

理工系

電流ならぬ「スピン流」物理の開拓 ―絶縁体にも電気信号を伝えることに成功―
東北大学 金属材料研究所 教授 齊藤英治
現代の電子情報処理デバイスは、電荷の流れである電流により駆動されています。しかし、もともと電子には電荷以外に、電子の自転である「スピン」の自由度があり、その両方に情報を担わせることができます。私たちは従来見過ごされてきたスピンに着目することで、電荷の流れを伴うことなくスピンだけが流れるという、電流ならぬ「スピン流」を作り出すこともできるようになりました・・・

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写真:教授

生物系

膜融合を介した植物免疫メカニズム
京都大学大学院理学研究科 教授 西村いくこ
植物は、病原体の感染を受けた細胞を犠牲にすることにより、病原体が全身に蔓延することを防いでいます。この現象を過敏感細胞死と呼びます。私達は以前、ウイルス感染に対する過敏感細胞死の機構を明らかにしてきましたが(Science, 2004)、細菌による細胞死の機構は不明でした・・・

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