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産学協力による国際シンポジウムの開発援助

国際シンポジウムの開催

 
「第4回先進セラミックス国際シンポジウム」
The 4th International Symposium on Advanced Ceramics (ISAC-4)

先進セラミックス第124委員会
 
1. 概要
日本学術振興会先進セラミックス第124委員会では、標記の国際シンポジウムを以下のような概要で開催しました。
  • 開催期間: 2010年11月14日(日)~18日(木)
  • 開催場所: 大阪国際会議場 (大阪市)
  • 発表件数: 225件 [口頭131件、ポスター94件; 日本88件、国外137件 (中国36、韓国14,トルコ12、イラン10、米国7、ポーランド6、タイ6、独5、印5、台湾5、英国4、ウクライナ4、仏3、伊2、メキシコ2、南ア2、スペイン2、マレーシア2、以下、各1件: オーストラリア・フィンランド・グルジア・アイルランド・イスラエル・カザフスタン・ロシア・シンガポール・スロバキア・スウェーデン)]
  • 著名な海外参加者: D. Jiang (SICCAS, CN), D. García (U. Seville, ES), D. Singh (ANL, US), K. Khor (Nanyang Technol. U., SG), H.D. Kim (KIMS, KR), H. Mandal (Anadolu U., TR), H.T. Lin (ORNL, US), J.L. Huang (Nat’l. Cheng-Kung U., TW), L. Bergström (Stockholm U., SE), L. Manocha (Sardar Patel U., IN), M. Singh (OAI, US), M. Ürgen (Istanbul Tech. U., TR), P. Šajgalik (Slovak Academy of Science, SK), R. Chaim (Technion-IIT, IL), R. Todd (U. Oxford, UK), S. Kang (KAIST, KR), S. Hampshire (U. Limerick, IE), W. Krenkel (U. Bayreuth. DE), Y.-B. Cheng (Monash U., AU), Y. Zhou (HIT, CN), Z. Munir (UC Davis, US), Z. Fu (Wuhan U. Technol., CN) 他
  • 予算総額: 4,900千円
    (学振負担額2,200千円を含む)

2. 実施内容・成果および成果公開について
本会議は、Yi-Bing Cheng先生 (オーストラリア Monash大学) の招待講演で幕を開けました。この特別講演では、テンプレートsol-gel法を用いたナノ構造炭化物の合成に関する最新の研究成果をお話し頂き、充実した講演になりました。口頭発表は、2部屋で17のセッションに分かれて、51件もの招待講演を織り交ぜながら活発な討論が交わされました (表1)。多くの参加者から、最も充実し、最も活発なシンポジウムであったとの評価を頂きました。

表1 主なテーマと発表件数
口頭発表 (131件)
炭化ケイ素・繊維強化材料
21
窒化物セラミックス
11
超高温材料
14
構造材料
16
多孔質材料
6
機械的特性評価
16
結晶界面・微細構造評価
6
焼結プロセス
19
コーティング
10
エネルギー材料・生体材料等
12
ポスター発表 (94件)
炭化ケイ素・繊維強化材料
13
窒化物セラミックス
17
酸化物セラミックス
21
機械的特性評価
12
焼結プロセス
21
コーティング
10
合計発表件数    225件


ポスター発表会場においても、白熱した議論が交わされました (写真1)。本会議では、ポスター発表のうち、学生・若手研究者の発表を対象に、招待講演者らの投票により10名の優秀発表者を選出し、”Poster Presentation Award for Young Researcher in ISAC-4” を授与しました。

本会議では、講演者の発表論文をプロシーディングスにまとめて公開予定であり、日本セラミックス協会のCSJシリーズの一環として、trans tech publishing社発行の ”Key Engineering Materials” 誌に掲載予定です (一部論文は、IOP社発行の ”IOP Conference Series: Materials Science and Engineering” 誌に掲載予定)。

3. 今後の課題について
今日の先進セラミックス材料は、幅広い産業分野に渡って重要な位置を占めており、我々の社会を様々な側面から支えています。今後の国際会議運営においては、先進セラミックス材料の研究開発に携わる学界および産業界委員が、より一層連携し、トピックス講演やセッションを企画できるような場を提供していくことが、産学協力研究委員会としての本委員会の極めて大きな役割と考えています。

4. まとめ
先進セラミックス国際シンポジウム (The International Symposium on Advanced Ceramics; ISAC) は、先進セラミックス第124委員会が主催し、先進セラミックスの合成・評価の研究分野において精力的に活動する国内外の研究者らが多数参加する国際会議です。1997年に第1回目の国際会議を久留米で開催して以降、2002年にはISAC-2を上海で、2006年にはISAC-3をシンガポールにて開催しました。本委員会が中心となり、先進セラミックス材料学を確立するためにふさわしい討論の場を、国内外のセラミックス研究者・技術者に常に提供して来ました。

第4回目となるこの国際会議を開催するにあたり、総勢51名の国内外の著名な研究者に招待講演を依頼しました。その結果として、本会議は、先進セラミックスの分野で活躍する研究者が一堂に会するまたとない機会となりました (写真2)。このように、第一線で活躍する多くの研究者が我々の招待に応じて来日し、講演をして下さることは、大変ありがたいことです。これは、本委員会がこれまでに培ってきた研究交流活動の所産であります。また、今回の国際交流が、今後の本委員会活動をより一層活性化させることと思います。本研究分野の将来を担う若手研究者に対しても、大きな奨励となったことと思います。

最後になりましたが、本会議の開催にあたり、日本学術振興会から多大なるご支援を頂きました。ここに深く感謝の意を表します。

写真1.   活発な討論が交わされたポスター発表の様子   写真2.   124委員会委員 (ISAC-4組織委員) とISAC-4招待講演者とで集合写真
写真1. 活発な討論が交わされたポスター
発表の様子
写真2. 124委員会委員 (ISAC-4組織委員)
とISAC-4招待講演者とで集合写真

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