「学術の社会的協力・連携の推進」に関する問い合わせ先
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| 「フッ素化学国際会議 ’09京都」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| International Conference on Fluorine Chemistry ’09 Kyoto (ICFC’09KYOTO) |
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フッ素化学第155委員会 |
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1. 概要
2. 実施内容・成果および成果公開について
現在、フッ素含有化合物は医農薬、高分子材料、化学エネルギー材料など先端材料として多くの分野で利用されている。本国際会議はエネルギー、環境、バイオおよび新素材の各分野におけるフッ素化学の発展を目的としてフッ素化学第155委員会が開催するもので、これまで1994年、1999年、2004年に同様の国際会議を開催してきた。平成21年5月20日~22日に開催した本国際会議は第4回目であり、討論主題として、1)新反応と新材料、2)新機能と構造、3)生物活性物質、4)理論および計算化学、5)環境およびリサイクル工学、の5テーマを取り上げ、これらの討論主題に基づき最新の科学・技術情報の交換と討論を行うことを目的として実施した。
平成21年5月20日(水)の午後4時から参加登録を始め、午後6時から歓迎レセプションを行った。翌21日(木)は開会式に続いて、招待講演11件(インフルエンザの影響で1件キャンセル)を行い、招待講演終了後、ポスター発表を行った(ポスター発表:88件)、22日(金)は招待講演11件(インフルエンザの影響で1件キャンセル)を行い、午後7時から、バンケットを開催した。
本国際会議では従来のフッ素化学と異なる斬新な研究内容とフッ素化学の最近の進歩が発表され、参加者の興味を引き、活発な質疑応答がなされた。新しい無機フッ化物触媒の合成と機能、リチウム電池、燃料電池用の含フッ素高分子材料の新規合成、フッ素同位元素の生命科学への応用、新しいセンサー機能を持つフッ素化合物の合成、新規イオン液体の合成と応用など、これまでに見られなかった新しい研究内容が数多く発表され、フッ素化学の最近の大きな進歩を印象付ける結果となった。招待講演および一般発表の内容は要旨集としてすべての参加者に配布し、また、上記の研究を含む招待講演の詳しい内容はエルゼビア社のJournal of Fluorine Chemistryに特集号として掲載され、平成21年12月に刊行された。
3. 今後の課題 本委員会が5年ごとに開催している国際会議では産学協力の成果を挙げるべく、関心のあるトピックス、招待講演者について学界・産業界委員にアンケート調査を行い、その結果に基づいて招待講演者を決定している。今回の国際会議における研究発表の動向から、エネルギー・環境・生命科学をはじめとする多くの分野でフッ素化学の役割が大きくなることが予測される。フッ素は他の元素と強い結合を作り安定な化合物を生成しやすいので、フッ素化合物の機能を利用する分野は今後ますます大きくなると考えられ、フッ素化学の普及に対する本委員会の役割は極めて重要である。
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