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日本学術振興会賞

第9回(平成24年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第9回(平成24年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_伊川 正人
伊川 正人
(イカワ マサヒト)
IKAWA Masahito



生年 1969年 出身地 大阪府
現職 大阪大学微生物病研究所 教授
(Professor, Research Institute for Microbial Diseases, Osaka University)
専門分野 実験動物学
略歴
1992年 大阪大学薬学部卒
1994年 大阪大学大学院薬学研究科修士課程修了
1994年 日本学術振興会特別研究員-DC
1997年 大阪大学大学院薬学研究科博士課程修了
1997年 博士(薬学)の学位取得(大阪大学)
1997年 日本学術振興会特別研究員-PD
1998年 大阪大学遺伝情報実験施設助手
2004年 大阪大学微生物病研究所助教授
2007年 大阪大学微生物病研究所准教授
2012年 大阪大学微生物病研究所教授(現在に至る)
授賞理由
「遺伝子組換え動物を用いた生殖医学研究」
(Study on Reproductive Medicine Using Genetically Manipulated Animals)
  日本を含む先進諸国では10組に1組のカップルが不妊と言われ、原因の究明と治療法の開発が急務となっている。
  伊川正人氏は、自身が開発した発生工学的技術を活かして、不妊のメカニズムを明らかにする研究、および不妊治療に資する基盤研究において先端的な研究を展開している。同氏は、精巣特異的な分子であるカルメジンの機能を初めて明らかにし、精子膜たんぱく質が受精に果たす役割を解明することで、生殖不全の一端を明らかにした。また、精子形成不全マウスや胎盤形成不全マウスの治療に遺伝子操作技術を導入することにより将来の不妊・不育治療の可能性を示した。他にも胎盤血管新生阻害により妊娠高血圧症候群モデルを作製するなど、疾患モデルの作製と治療法の開発の両分野において顕著な成果を収めている。
  伊川氏の業績は、社会への還元を含めて将来性の認められるものであり、また今後の研究者としての大いなる展開を強く期待させるものである。

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