日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第7回(平成22年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_佐藤 洋一
佐藤 洋一
(サトウ ヨウイチ)
SATO Yoichi



生年 1967年 出身地 千葉県
現職 東京大学生産技術研究所 教授
(Professor, Institute of Industrial Science, The University of Tokyo)
専門分野 コンピュータビジョン
略歴
1990年 東京大学工学部卒
1997年 カーネギーメロン大学大学院計算機科学研究科博士課程(一貫制)修了
1997年 PhD in Roboticsの学位取得(カーネギーメロン大学)
1997年 東京大学生産技術研究所研究機関研究員
1997年 東京大学生産技術研究所講師
2000年 東京大学生産技術研究所助教授
2005年 東京大学大学院情報学環助教授
2007年 東京大学大学院情報学環准教授
2010年 東京大学生産技術研究所教授(現在に至る)

授賞理由
「デジタルコンテンツ作成のためのイメージベースドモデリング技術に関する先駆的研究」
(Pioneering Work in Image-Based Modeling for Digital Content Creation)
 佐藤洋一氏は、視覚情報による実世界理解を目的とするコンピュータビジョンと画像生成を目的とするコンピュータグラフィクスの融合に取り組み、対象とする物体の形状や反射特性のモデルをコンピュータで自動的に作りあげる「イメージベースドモデリング」と呼ばれる新領域を世界に先駆けて開拓した。
 同氏の業績は、異なる条件下で観測された画像列から実在物体の形状・反射特性をモデル化する技術、画像から実シーンの光源分布を推定する技術、実画像と仮想世界の像を自然な陰影で融合させる技術などからなる。
 これらの技術は、従来、膨大な手間と時間を要していた物体のモデル化において、高精度な物体モデルの実現とモデル生成作業の効率化を可能にするものであり、リアリティの高いデジタルコンテンツ制作にインパクトを与えるとともに、有形文化財のデジタルコンテンツ化による知的資産の継承など、人類にとって有意義な文化活動にも広く活用されていくことが期待される。

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