お問い合わせ先
独立行政法人日本学術振興会
総務部 研究者養成課
「日本学術振興会 日本学術振興会賞」担当
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-3-1
TEL03(3263)0912
FAX03(3222)1986

![]() |
|
東原 和成
|
| (トウハラ カズシゲ) |
| TOUHARA Kazushige |
| 生年 | 1966年 | 出身地 | 東京都 | ||||||||||||||||||
| 現職 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 (Professor, Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo) |
||||||||||||||||||||
| 専門分野 | 免疫学 | ||||||||||||||||||||
| 略歴 |
|
||||||||||||||||||||
| 授賞理由 | |||||||||||||||||||||
|
「匂いやフェロモンを感知する嗅覚の分子メカニズムに関する研究」
(Studies on Molecular Mechanisms Underlying Odorant and Pheromone Reception)
匂い物質や昆虫のフェロモンを感知する嗅覚センサーが存在することは、古くから想定されていたが、その実態は長い間不明であった。東原和成氏は、独創的な研究手法を駆使して、匂いやフェロモンセンサーとして働く受容体分子の同定および機能解析に成功した。さらに、匂いやフェロモンの受容体分子への結合様式と、そこから情報が伝達される仕組みを解明し、多様な匂いやフェロモンが高感度で感知され識別されるメカニズムを明らかにした。代表的な成果として、オスマウスの涙にメスの性行動を誘起するフェロモンが含まれ、その受容体がメスの鼻に存在することを発見したこと、また、昆虫の匂いやフェロモンの受容体分子は哺乳類のそれとは全く異なる構造と感知機構を持つ新規の受容体であることを明らかにしたことなどがある。 これらの一連の研究成果は、嗅覚研究領域におけるブレークスルーであり、世界的に注目されている。天然物化学、細胞生物学、神経科学など幅広い生命科学基礎研究への貢献とともに、食と香り、害虫獣防御などで、食糧、環境に関する応用研究・開発への展開も期待される。 |
|||||||||||||||||||||