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濡木 理
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| (ヌレキ オサム) |
| NUREKI Osamu |
| 生年 | 1965年 | 出身地 | 東京都 | ||||||||||||||||||||||
| 現職 | 東京大学医科学研究所 教授 (Professor, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo) |
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| 専門分野 | X線結晶構造解析による構造生物学 | ||||||||||||||||||||||||
| 略歴 |
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| 授賞理由 | |||||||||||||||||||||||||
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「遺伝暗号翻訳の動的機構の構造基盤」
(Structural Basis for the Dynamic Mechanism of Genetic Code Translation)
濡木理氏は、遺伝暗号の翻訳過程において働く酵素が、高い特異性と精度をもって化学反応を進行させるメカニズムを、構造生物学的に原子レベルで明らかにした。すなわち、X線結晶構造解析によって、アミノアシルtRNA合成酵素が翻訳過程でtRNAを正確に認識するためには、tRNAが正しい長さにプロセシングされたのち、特異的な化学修飾によって機能性RNAとして成熟する必要があること、そして、この成熟tRNAとアミノアシル化において働く酵素とがRNA-タンパク質複合体を構成しつつ作用することを明らかにした。同氏のこの研究は、化学反応の途中過程にある分子構造をスナップショットとして段階的に捉えることによって、静的な構造解析から動的な反応機構を追跡することが構造生物学的に重要であることを示したものといえる。同氏の研究業績は、生命現象に関与する酵素が誤りなく機能を遂行する作動原理を動的な観点から構造生物学的に解明しようとするものであり、本研究の更なる発展が期待される。 |
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