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中井 亜佐子
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| (ナカイ アサコ) |
| NAKAI Asako |
| 生年 | 1966年 | 出身地 | 山口県 | ||||||||||||||
| 現職 | 一橋大学大学院言語社会研究科 准教授 (Associate Professor, Graduate School of Language and Society, Hitotsubashi University) |
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| 専門分野 | 英語圏文学 | ||||||||||||||||
| 略歴 |
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| 授賞理由 | |||||||||||||||||
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「英語圏文学とポストコロニアル批評」
(English-Language Literatures and Postcolonial Criticism)
中井亜佐子氏は、英国移民文学と英語圏旧植民地におけるポストコロニアル文学の研究で重要な成果をあげ、国際的に高い評価を受けるとともに、この分野でのわが国の研究の牽引役を果たしている。同氏は、ポーランドからイギリスに帰化したコンラッドが西欧植民地主義の暗面を描いた小説『闇の奥』が、植民地時代の英国の作家や植民地独立後のアフリカの作家にどのように受容されたかを克明に跡づけ、植民地文学とポストコロニアル文学とがこれまでの理解のように二項対立の関係にあるのではなく、より複雑で多様な関係を結んでいることを明らかにした。また、従来の研究が根拠とした「多文化」や「雑種性」では、9.11同時多発テロやイラク戦争などに露呈した「純血主義」や「原理主義」を捕捉しきれないという考えに立ち、1980年代末から現代に至る主要なポストコロニアル文学とそれをめぐる批評を、「他者の自伝」という独自の概念を軸に捉え直した。ポストコロニアル文学の自伝性とは、集団的主体「わたしたち」の証言であるとともに、「わたしたち」を超える他者の物語を語ろうとする試みである。 豊富な学識を武器に、今日的対象にふさわしい自前の分析手法を開拓する同氏の意欲と力量は、発信型研究の更なる発展を期待させるものである。 |
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