日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第4回(平成19年度)日本学術振興会賞受賞者

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沖 大幹
(オキ タイカン)
OKI Taikan



生年 1964年 出身地 東京都
現職 東京大学生産技術研究所 教授
(Professor, Institute of Industrial Science, The University of Tokyo)
専門分野 地球水循環システム
略歴
1987年

東京大学工学部卒

1989年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1989年 東京大学生産技術研究所助手
1993年 博士(工学)の学位取得(東京大学)
1995年 東京大学生産技術研究所講師
1995年 日本学術振興会海外特別研究員
1997年 東京大学生産技術研究所助教授
2002年 総合地球環境学研究所助教授
2003年 東京大学生産技術研究所助教授
2006年 東京大学生産技術研究所教授(現在に至る)

授賞理由
「地球規模の水循環変動と世界の水資源需給の予測」
(Predicting the Variations of Global Hydrological Cycles and the Balance of World Water Resources)
 沖大幹氏は、世界的にも早いうちから地球規模の水循環変動の研究に取り組んできた。大気水循環を考慮したグローバルな水収支の推定を行い、地球規模の水循環に関する研究分野を開拓している。同氏は人為的環境がグローバルな水循環にも大きな影響を与えていることに着目し、地表面や河川における自然の水循環に加えて貯水池操作や灌漑などの人間活動をも考慮した自然-人間系のグローバルな水循環・水資源モデルを構築した。このモデルは地球温暖化が水循環に引き起こす変動や水資源に及ぼす影響の定量的評価に利用され、世界の水資源需給のアセスメント研究に活用されている。
 同氏はすでにこの分野で世界的な研究者であり、国際的な場でも信任が厚く存在感がある。同氏の卓越した研究業績に加えて、さらに今後研究を進展させることで飛躍的に精度の良いグローバルな水循環シミュレーションやより現実的な世界の水資源需給アセスメントの実現、そして持続的な社会構築への貢献が期待される。

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