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日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第4回(平成19年度)日本学術振興会賞受賞者

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岩下 明裕
(イワシタ アキヒロ)
IWASHITA Akihiro



生年 1962年 出身地 熊本県
現職 北海道大学スラブ研究センター 教授
(Professor, Slavic Research Center, Hokkaido University)
専門分野 ユーラシア地域の国際関係
略歴
1987年

九州大学法学部卒

1989年 北九州大学大学院法学研究科修士課程修了
1992年 九州大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学
1992年 山口女子大学(現山口県立大学)助教授
1995年 博士(法学)の学位取得(九州大学)
2001年 北海道大学スラブ研究センター助教授
2003年 北海道大学スラブ研究センター教授(現在に至る)

授賞理由
「ロシア外交および中国・ロシア関係」
(Russian Foreign Policy and Sino-Russian Relations)
 岩下明裕氏はシベリア・極東の国際関係に関して、理論(ソ連国際法学と国際関係論)、実証(中・ロ国境フィールドワーク)、政策(北方領土問題)のすべての分野にわたって独創性と表現力に富む研究を進め、めざましい成果をあげてきた。代表作『中・ロ国境4000キロ』は中・ロ国境の画定過程を国家レベル、地方レベル、自治体レベル、個人生活のレベルで多層的に描き出したスケールの大きな著作である。高度な語学力(中国語、ロシア語)と苦難をともなう現地調査を何度も繰り返すバイタリティなしには生まれ得ないものであり、また海外での評価も高い(同書はすでに英語、ロシア語に訳され、中国語訳も刊行予定である)。また、同氏は最近中・ロ国境交渉の実証分析から得た知見を北方領土問題に活用する可能性を検討した作品を発表し、広く注目された。
 これらの研究手法や成果は、複雑に絡み合って展開するアジアの国際関係分析・研究に重要な示唆を与え続けると期待される。

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