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日本学術振興会賞

過去の受賞者について

第3回(平成18年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_小林 俊行
小林 俊行
(コバヤシ トシユキ)
KOBAYASHI Toshiyuki



生年 1962年 出身地 大阪府
現職 京都大学数理解析研究所 教授
(Professor, Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University)
専門分野 リー群論
略歴
1985年 東京大学理学部卒
1987年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
1987年 東京大学理学部助手
1990年 理学博士の学位取得(東京大学)
1991年 東京大学教養学部助教授
1992年 東京大学大学院数理科学研究科助教授
2001年 京都大学数理解析研究所助教授
2003年 京都大学数理解析研究所教授(現在に至る)

授賞理由
「代数・幾何・解析にまたがるリー群の無限次元表現の理論と不連続群の研究」
(Theory of Lie Groups - Their Infinite Dimensional Representations and Discontinuous Groups)
 小林俊行氏は、種々の空間の対称性を捉える概念であるリー群の研究者である。同氏はリー群の作用の研究に一連の新しい手法を編み出し、リー群の無限次元表現を部分群に制限したときに連続スペクトルが全く現れずに分解するという現象(離散的分岐則)が多数存在することを立証し、(自明な場合を除いて)連続スペクトルが常に現れるという学界のそれまでの「常識」を覆した。
 同氏はまた、不連続群の研究でリーマン幾何学を超越した場合に豊かな定理が見出されることを発見し、局所均質空間の大域理論の研究を創始した。
 同氏のこれらの独創的な研究に触発され、リー群を鍵とした代数・幾何・解析にまたがる全く新しい研究分野が世界的に展開し始めており、今後もこの分野の世界的なリーダーとして研究を進展させて行くことが期待される。

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