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日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_山東 信介
山東 信介
(サンドウ シンスケ)
SANDO Shinsuke



生年 1973年 出身地 和歌山県
現職 東京大学大学院工学系研究科 教授
(Professor, Graduate School of Engineering, The University of Tokyo)
専門分野 生体機能関連化学
略歴

1996年
1998年
2000年
2001年
2001年
2001年
2002年
2007年
2009年
2009年
2014年

京都大学工学部卒
京都大学大学院工学研究科修士課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC
京都大学大学院工学研究科博士課程修了
博士(工学)の学位取得(京都大学)
日本学術振興会海外特別研究員
京都大学大学院工学研究科助手
京都大学大学院工学研究科助教
九州大学稲盛フロンティア研究センター特任教授
九州大学稲盛フロンティア研究センター教授
東京大学大学院工学系研究科教授(現在に至る)

授賞理由
「生体系の分子計測・イメージングにおける画期的NMR分子プローブの開発」
(Development of Hyperpolarized NMR Molecular Probes for Sensing and Imaging Biological Systems)

  核磁気共鳴(NMR)を用いるイメージング(MRI)は、現代医療の基盤をなす診断手法のひとつである。その中で、核スピン偏極技術は、有機分子のスピン偏極寿命が極めて短く、応用可能な分子プローブも限られるなど、長年期待されながらも進歩が大きく遅れていた。山東信介氏は、独自の分子設計をもとに、世界最長の核偏極寿命を有し、数千倍の高感度化を実現する新しい水溶性有機分子骨格の開発に成功した。また、この分子設計技術を基盤に、腎機能に関わる酵素の活性を計測可能な分子プローブを開発し、動物個体内における酵素反応をリアルタイムで計測することに成功するなど、医学・生命科学における応用性を実証した。
  このように、山東氏の核偏極―NMR分子イメージングにおける分子プローブの開発は独創的であり、化学、薬学、医学を含む多様な学術分野に大きな貢献をなした。

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