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日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_木口 学
木口 学
(キグチ マナブ)
KIGUCHI Manabu



生年 1972年 出身地 茨城県
現職 東京工業大学理学院 教授
(Professor, School of Science, Tokyo Institute of Technology)
専門分野 単一分子接合の科学
略歴

1995年
1997年
1999年
2000年
1999年
2004年
2008年
2009年
2013年
2016年

東京大学理学部卒
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
東京大学大学院理学系研究科博士課程中退
博士(理学)の学位取得(東京大学)
東京大学大学院新領域創成科学研究科助手
北海道大学大学院理学研究科講師
北海道大学大学院理学研究科准教授
東京工業大学大学院理工学研究科准教授
東京工業大学大学院理工学研究科教授
東京工業大学理学院教授(現在に至る)

授賞理由
「単分子接合の計測手法と新規物性・機能の開発」
(Development of Measurement Methods for Single Molecule Junctions and Their Properties)

  木口学氏は、将来の分子エレクトロニクスの実現で中心的な役割をになう、金属電極に単分子を架橋させた単分子素子の開発において、その性能に決定的な影響をおよぼす単分子接合の原子構造、電子状態を決定する独自の手法を開発するとともに、界面相互作用を積極的に利用して、単分子接合の新たな物性や機能を開拓した。
  木口氏は光増強場を利用した単分子接合の振動スペクトル測定にはじめて成功し、接合界面における分子構造を決定するとともに、その電気的特性を複合計測するシステムを構築した。この計測手法は、接合界面における単分子の構造を界面の電子状態や相互作用まで含めて解明することを可能にし、現在では単分子接合の研究に不可欠な手法として広く使われるようになっている。
  このように、木口氏の単分子接合に関する研究は独創的であり、単分子エレクトロニクス分野のみならず、材料科学、電子工学などの周辺分野に大きな貢献をなした。

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