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日本学術振興会賞

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第14回(平成29年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_伊藤 昭彦
伊藤 昭彦
(イトウ アキヒコ)
ITO Akihiko



生年 1972年 出身地 愛媛県
現職 国立環境研究所地球環境研究センター 主任研究員
(Senior Researcher, Center for Global Environmental Research, National Institute for Environmental Studies)
専門分野 大気-陸域相互作用、生態系モデリング
略歴

1995年
1997年
2000年
2000年
2001年
2003年
2006年
2011年

名古屋大学農学部卒
日本学術振興会特別研究員-DC
筑波大学大学院生物科学研究科博士課程単位取得退学
宇宙開発事業団地球フロンティア研究システム ポスドク研究員
博士(理学)の学位取得(筑波大学)
海洋研究開発機構研究員
国立環境研究所地球環境研究センター研究員
国立環境研究所地球環境研究センター主任研究員(現在に至る)

授賞理由
「陸域生態系モデルの開発とその地球温暖化研究への応用」
(Development of Terrestrial Ecosystem Model and Its Application to Global Warming Research)

  陸域生態系モデルとは、光合成、蒸発散、分解等の生態系プロセスをシミュレートする数値モデルである。森林や草原などの陸域生態系は、主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の吸収・放出源であるため、地球温暖化現象を定量的に理解し、その影響や対策効果を評価するためには、陸域生態系モデルが欠かせない。
  伊藤昭彦氏は、我が国ではじめて陸域生態系における大気との間のガス交換と内部的な物質循環をシミュレートする全球モデル(Sim-CYCLEおよび後継モデルVISIT)を開発した。伊藤氏は、独自の汎用性の高いモデルを用いることで、地球規模の炭素循環や複数の温室効果ガス動態に関する独創的な成果を発表し、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次報告書に引用されるなど、世界の地球温暖化研究に大きなインパクトを与えた。
  近年では国内外の研究者と精力的に共同研究を進めており、さらなる活躍が期待できる。

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